国内

日本の教育の大転換期 小学校で英語とプログラミングが必修に

栄光ゼミナールの有馬剛介さん

 文部科学省は、2020年に小学校の学習指導要領を改訂する。中でも注目は、「英語」の正式教科化と、「プログラミング教育」の必修化だ。すでに英語は「外国語活動」として、5・6年生の授業に導入されているが、2020年からは週2回程度「英語の授業」が行われ、成績もつくという。

『栄光ゼミナール』講師の有馬剛介さんは、2020年に『大学入試センター試験』が廃止される影響も大きいと話す。

「新しい『大学入学共通テスト』は、マークシート方式に加え、記述式が加わる予定です。昔は、暗記中心の〝詰め込み型〟の勉強法が主流でしたが、今の子供たちに求められているのは、思考力、判断力、表現力。正しい解答だけではなく、多面的に物事を考え、なぜその答えにたどり着いたかを表現する力が必要となります。今はまさに、日本の教育の大転換期であり、小学校の授業や学習内容も変わってきています」

 2000年代初中盤の「ゆとり教育」の影響もあり、2004・2007年に発表された国際学力調査では、日本の子供の学力は世界と比べて低下したが、近年は回復傾向にある。基礎的な知識や技能を身につけ、思考力、判断力、表現力を育み、学ぶ意欲を養う、「詰め込み」でも「ゆとり」でもない教育を国は目指している。

※女性セブン2018年8月23・30日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

公明党が不信感を募らせる背景には岸田首相の“二股”も原因(時事通信フォト)
【自公25年目の熟年離婚へ】日本維新の会と“二股”をする岸田首相への怒り 国会最終盤で公明党による“岸田降ろし”が勃発か
週刊ポスト
大谷が購入した豪邸(ロサンゼルス・タイムス電子版より)
大谷翔平がロスに12億円豪邸を購入、25億円別荘に続く大きな買い物も「意外と堅実」「家族思い」と好感度アップ 水原騒動後の“変化”も影響
NEWSポストセブン
杉咲花
【全文公開】杉咲花、『アンメット』で共演中の若葉竜也と熱愛 自宅から“時差出勤”、現場以外で会っていることは「公然の秘密」
女性セブン
被害者の渡邉華蓮さん
【関西外大女子大生刺殺】お嬢様学校に通った被害者「目が大きくてめんこい子」「成績は常にクラス1位か2位」突然の訃報に悲しみ広がる地元
NEWSポストセブン
京急蒲田駅が「京急蒲タコハイ駅」に
『京急蒲タコハイ駅』にNPO法人が「公共性を完全に無視」と抗議 サントリーは「真摯に受け止め対応」と装飾撤去を認めて駅広告を縮小
NEWSポストセブン
阿部慎之助・監督は原辰徳・前監督と何が違う?(右写真=時事通信フォト)
広岡達朗氏が巨人・阿部監督にエール「まだ1年坊主だが、原よりは数段いいよ」 正捕手復帰の小林誠司について「もっと上手に教えたらもっと結果が出る」
週刊ポスト
イラン大統領「ヘリ墜落死」を佐藤優氏が分析 早々に事故と処理したイラン政府の“手際のよさ”の裏で密かに進む「国家の報復」
イラン大統領「ヘリ墜落死」を佐藤優氏が分析 早々に事故と処理したイラン政府の“手際のよさ”の裏で密かに進む「国家の報復」
週刊ポスト
家族で食事を楽しんだ石原良純
石原良純「超高級イタリアン」で華麗なる一族ディナー「叩いてもホコリが出ない」視聴率男が貫く家族愛
女性セブン
快進撃が続く大の里(時事通信フォト)
《史上最速Vへ》大の里、来場所で“特例の大関獲り”の可能性 「三役で3場所33勝」は満たさずも、“3場所前は平幕”で昇進した照ノ富士の前例あり
週刊ポスト
杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
中条きよし氏(右)のYouTubeチャンネル制作費は税金から…(時事通信フォト)
維新・中条きよし参院議員、公式YouTube動画制作に税金から500万円支出 チャンネルでは「ネコと戯れるだけの動画」も
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売!「官房機密費」爆弾証言スクープほか
「週刊ポスト」本日発売!「官房機密費」爆弾証言スクープほか
NEWSポストセブン