効果が大きいのはどんな種類の運動か。
豪シドニー大学などが30歳以上の8万306人を対象に「テニスなどのラケットスポーツ」「ランニングなどの走るスポーツ」「水泳」「エアロビクス」「自転車」「サッカーなどのフットボール」という6分野と死亡リスクの関係を調べたところ、運動をしていない人と比べて最も死亡率が低かったのは「テニスなど」の47%だった。次点は「水泳」(28%減)で、「エアロビクス」(27%減)、「サイクリング」(15%減)が続いた。
驚くべきことに、健康イメージの強いランニングやサッカーは、運動していない人と比較して死亡リスクを下げるものではなく、心臓病や脳卒中の死亡リスクでも自転車、ランニング、サッカーに統計的に有意な差は見られなかった。
※週刊ポスト2018年9月7日号