プロ通算113勝という戦歴を誇るジャンボは、50歳になってシニアツアーへの参加資格を得てからも、レギュラーツアーでの「生涯現役」にこだわってきた。それが、「育成」に軸足を移したということなのか。
「いえ、ジャンボにとっては、今もトーナメントプロとしての活動が軸です。あくまでツアーに出場しながら、社会貢献をしていこうということ。ただ、ジャンボの考える育成は、手取り足取り教えるのではなく、あくまで“自分の目で見て盗め”ということを基本に据える。いざ試合に出ればそこに“先生”はいないからです。これまでのゴルフ界にはなかった指導方針ですが、それで結果を出していきたい」(俵氏)
シニアツアーには移行せずに現役を貫きながら、独自の信念に基づく育成にも力を注ぐ。それが“ジャンボ流・第2の人生”であるようだ。
※週刊ポスト2018年9月14日号