2年連続日本一で2018年シーズンを終えた福岡ソフトバンクホークスは、12球団一のデータ分析力によるサポートがある。提携するIT企業・ライブリッツ株式会社と選手専用のデータ検索アプリケーションを開発。「移動時間はほとんどスマホでデータをチェックしながら過ごします」という大竹耕太郎・投手(23)は、「自分のパフォーマンスがデータ化されることで、努力する方向性がハッキリする点が一番の利点」だと解説する。
「自分の弱点はここにある、だからこうやって修正しよう……そういう風に練習に取り組めるので、自分で成長を実感することができています。アマチュアの頃はただ漠然と練習していたので、何のためにこの練習をしているのかという意識もなかったですから」(大竹)
また、データに精通することで、コーチへも積極的に質問できるようになったという。
「プロに入った頃は、『もっといい投球をするためにはどうしたらいいですか?』という尋ね方しかできませんでした。でも、数字の意味をスコアラーさんに教えてもらい、具体的に『この数字を上げるためにはどうすればいいですか?』という質問の仕方ができるようになったんです」(大竹)