トヨタはKINTOの展開について販売金融子会社のトヨタファイナンシャルサービスで詳細を詰めている。クルマを愛車として大切に使ってもらうユーザーに還元すべく、コネクティッド技術を活用した安全運転・エコ運転の度合いや販売店への定期入庫などをポイント化するプログラムも盛り込むことにしている。
来年からまず東京地区でトライアルすることにしており、KINTOの運営方法・形態・料金体系などは2019年年明けに発表する予定だ。
もっともトヨタは、国内の販売ネットワーク改革を進めており、2022年~2025年をメドに「全トヨタ販売店全トヨタ車併売」に切り替える。また、カーシェアリング事業も立ち上げ、一方でこのサブスクリプションサービスにも取り組むことにしている。2019年4月から東京のトヨタ4チャネル販売店を統合して「トヨタモビリティ東京」が発足するが、全国に先駆けてKINTOにトライする計画だ。
トヨタには、トヨタブランドとレクサスブランドがあり、KINTOでは当面トヨタブランド車での月額定額サービスで展開し、若者層の取り込みを狙いとすることになる。まずは、東京でどれだけ受け入れられるかがカギとなる。