ニール・アームストロング船長の実の息子、マークさん（撮影／森浩司）
そんなマークさんは、父に憧れ、宇宙飛行士を夢見たこともあったそうだが、スタンフォード大学で物理学を専攻したあとITに興味を持ち、ソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを積んでいる。
「両親からは、地に足のついた生活をして、謙虚で控えめでいなさいと、教えられてきました。
そして、父からは『何かを成功させたいなら、とにかく練習と努力あるのみ』と、母からは『気の利いたことが言えないなら、黙っておきなさい』ってよく言われたのですよ（笑い）。そんな平凡な暮らしができたことに感謝しています」
あれから50年、今でもマークさんは、月を見上げて父を思い、ウインクをしているそうだ。
■映画『ファースト・マン』2月8日公開
人類で初めて月面着陸を果たしたアポロ11号船長のニール・アームストロングの視点でその偉業を描く。『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再びタッグを組み、録音賞をはじめ第91回アカデミー賞4部門でノミネートされている。
◆マーク・アームストロングさん（55才）／ニール・アームストロング船長の2人の息子の弟。映画『ファースト・マン』では兄のリックさんとともに取材監修に協力。本作では、広報担当ポール・ヘイニー役（声のみ）でカメオ出演（*注）も果たしている。
（*注）：監督や原作者、出演者の友人などが、短い時間、映画やドラマなどの作品に出演すること。
※女性セブン2019年2月21日号
