演出・振付を担当したクリストファー・ウィールドン氏 撮影/荒井健
「四季との仕事は初めてですが、俳優たちは献身的に稽古に臨んでいて素晴らしいです。さまざまなダンススタイルが楽しめるこの作品を、ぜひ日本のみなさんにご覧頂きたいと思います」
振付けとともに、ミュージカルの見どころとなるのが、美しい音楽と華やかな舞台セット。音楽は“アメリカ音楽の魂”と称されるガーシュウィン兄弟の名曲たちが、物語を彩る。舞台セットを手掛けたのは、舞台美術界のトップデザイナー、ボブ・クローリー。彼の手によって、当時のパリの街並みが華やかに再現されている。
そのクオリティの高さは、ファッション界の大物にも賞賛されている。同作を観劇したというファッションブランド「ケイタマルヤマ」のデザイナー・丸山敬太氏は自身のインスタグラムにこう記した。
「まさに大人の為のファンタジー。セットも衣装もお洒落で見応えがありました。おすすめです。もう1回みたい」
クライマックスの14分間にわたるバレエシーンは、圧巻そのもの。一切セリフを挟むことなく、ダンスのみで男女のロマンスを躍動感たっぷりに描き出している。ニッポンでパリの息吹と感動を味わってみては?
【公演情報】
公演は3月8日(金)まで東急シアターオーブ(渋谷区)にて行われ、その後、3月19日(火)〜8月11日(日・祝)までKAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉(横浜市)でも上演される予定。