「レイは飼い主との散歩中もずっと震えていましたが、私がリードを持って“おいで”と言ったら、足を傷めていたのに自分からぴょんと車に乗りました。それから警察の立ち会いのもと、帰宅した飼い主の夫の了承を受けて、私が保護することになったんです。すぐに夜間救急のある動物病院に連れて行きました」(前出・川村さん)
しかもレイは重度の膀胱炎、尿路感染、股関節炎症、脾臓の腫瘍など多くの病気を併発していた。
「高齢なので病気になることはあるにせよ、普通は尿路感染まで起こしません。獣医さんによれば、お漏らしをすると蹴られるのでずっとおしっこをがまんしていたのが大きな原因だと考えられるそうです」(前出・川村さん)
年齢を考慮して手術はせず、現在は痛みを取り除く治療とメンタルケアを行っている。
「最初はレイの横に立つと、それだけで蹴られると思うのかお腹に力を入れていました。今はだいぶ落ちついてきて、紫友会で保護している他のワンちゃんたちとも仲よくしてます。散歩もご飯も大好きで、“なでて、なでて”というように寄ってくることも。本当に穏やかでいい子です」(前出・川村さん)
※女性セブン2019年3月7日号