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6月マジック点灯も!独走ヤクルトに伝えたい「1965年の南海」はなぜ日本一を逃したか
6月マジック点灯も!独走ヤクルトに伝えたい「1965年の南海」はなぜ日本一を逃したか
 ヤクルトの快進撃が止まらない。交流戦を優勝した後もチームは好調を維持し、2位の巨人に11ゲーム差をつける独走態勢を築いている。ついには、史上初めてとなる6月中のマジック点灯の可能性も見えてきた。2連覇に向けて非常に順調な道のりだが、プロ野球の歴史を振り返ると、早いタイミングでのマジック点灯でチームに“息切れ”が生じたように見える例もある。今季のヤクルトはどうなるか。 6月26日、ヤクルトが巨人との3連戦を2勝1敗と勝ち越したことで、5月の広島戦から交流戦を挟んで12カード連続で勝ち越しを決めた。12カード連続の勝ち越しは1965年の南海が6~7月に記録して以来となる。交流戦を挟む期間だったこともあり、両リーグ11球団からの連続勝ち越しという史上初めての記録も打ち立てた。 絶好調のチームにあっては、やはり史上初となる6月中のマジック点灯の可能性もある。ヤクルトが6月28、29日に広島に連勝し、DeNAが阪神に連敗した場合、6月29日にマジックが点灯することになるのだ。過去の最も早いタイミングでのマジック点灯は1965年の南海の7月6日である。 ただし、今年のヤクルトと1965年の南海とでは、消化試合数が異なる。ヤクルトは6月29日時点でマジック点灯となれば73試合時点となるが、4月10日開幕だった1965年の南海は、58試合での点灯だった。当時、マジックが点灯した7月6日時点での南海の成績は49勝9敗、勝率.845という圧倒的な数字。17連勝や10連勝、8連勝を記録し、連敗は2度しかなかった。本拠地(大阪球場)19連勝の日本記録も作っている。 この年、南海は88勝49敗3分で、2位の東映に12ゲームの差をつけてリーグ優勝を果たした。しかし、2位に20.5ゲーム差をつけて7月6日にマジックが出たにもかかわらず、優勝したのは9月26日(121試合目=当時は140試合)のことである。マジックが出た後の成績は39勝40敗3分だった。「油断をしたわけじゃないが、シーズンを通じて勝ち続けるというのは難しいということだと思いますよ」 当時、南海の2番バッターとしてセンターを守っていた広瀬叔功氏はそう振り返る。1965年シーズンの広瀬氏は39個の盗塁を記録し、5年連続となる盗塁王に輝いている。4番に座っていたのは正捕手の野村克也で、この年は打率.320、本塁打42本、打点110で戦後初の三冠王を達成した。広瀬氏が続ける。「あの頃は毎年のように西鉄と南海が優勝争いをするという展開で、南海は前年の1964年に日本一となっている。ノムやん(野村克也)は本塁打を5年連続、打点王を4年連続で獲得し、私も盗塁王は当たり前と思ってプレーしていた。ファンも勝つのが当たり前だったが、このシーズンはあまりの強さにファンが球場に来てくれなかった(笑)」勝って兜の緒を締めよ チーム防御率2.80、打率.255でともにリーグ1位で、南海の投手陣の踏ん張りが際立ったシーズンでもあった。開幕12連勝のパ・リーグ記録(当時)の林俊彦、10連勝の新山彰忠、8連勝の杉浦忠が先発の柱となり、皆川睦男、三浦清弘、スタンカ、森中千香良が好調だった。広瀬氏は打撃陣については、「ノムやんを挟んで3番ブルーム(打率.302、本塁打9本)、5番ハドリ(打率.238、本塁打29本)という外国人選手がよく打った。この両外国人は性格もよく、チームの中に溶け込んでやっていた」とも明かす。 南海は前半の貯金で優勝。日本シリーズでは2位の中日に13ゲーム差をつけてセ・リーグを制した巨人と対戦することになった。巨人は前年オフに国鉄から金田正一を獲得しており、三冠王の野村克也との対戦も話題になった。 結局、南海はこのシリーズを1勝4敗で落とし、日本一を逃す。城之内邦雄(21勝)、中村稔(20勝)、宮田征典(20勝)という巨人の右腕20勝トリオを攻略するために左打者を並べる作戦に出たが、6失策と守りからチームは崩壊した。巨人のV9(9年連続日本一)が始まったシーズンでもあった。広瀬氏は1965年のシーズンを振り返って、こう総括する。「どうしても息切れをするというか、南海はカネがなかったからな。巨人みたいに人参をぶらさげることもできなかった(笑)。それでも私も含め、自分のベスト尽くして精一杯やろうという気持ちでやっていた。南海の連中はタイトルや記録には無頓着というか、記録がかかっているからとプレッシャーはなかったように記憶しとる。 勝ったと大喜びもしなかったし、普通に淡々とやっていたかな。とにかく勝って兜の緒を締めよということで、偉ぶることもなく、油断だけはしなかった。だからこのシーズンが特に記憶に残っているということもないね。それでもシーズンを通して勝ち続けるのは大変だったし、日本シリーズでは力が出せなかった。今年のヤクルトのリーグ優勝は堅いだろうが、最後まで油断しないで戦ってほしいね」 ヤクルトの主砲・村上宗隆は、打率こそ.315で2位だが、本塁打26本、打点71は2位以下を大きく引き離してトップに立ち、三冠王も夢ではない。盗塁も塩見奏隆が17個と1位を走っている。1965年の南海に似ている好調ヤクルト。広瀬氏の“勝って兜の緒を締めよ”の言葉はどう響くか。
2022.06.28 16:00
NEWSポストセブン
すでに胴上げも(写真/共同通信社)
阪神逆転優勝「無理ではない」とOB 課題は鬼門の広島、心強い味方は巨人か
 シーズン開幕当初、泥沼の連敗が続いて「今季はもうダメだ」と言われていた矢野・阪神に向けられる視線が大きく変わったのは、セ・パ交流戦(5月24日~6月12日)の後半からだ。 西武との3連戦の初戦に敗れた5月31日の時点では、交流戦の成績が3勝4敗、セで最下位に沈んでいた。在阪スポーツ紙は〈21世紀最速、屈辱54戦目。矢野監督・自力V消滅〉(6月1日付・スポニチ)といった手厳しい見出しを掲げた。 それが、6月3日からの甲子園での日本ハム戦に3連勝。同7日からのソフトバンク、オリックスとの6連戦を前に交流戦8勝4敗でヤクルトに次ぐ2位になると、〈交流戦5連勝でノリノリ矢野監督〉(7日付・サンスポ)と威勢がよくなり、交流戦を12球団中2位で終え、〈輝、チーム勝たせる4番になる〉(14日付・デイリー)〈球界を代表するエース青柳、獲る沢村賞〉(15日付・スポニチ)〈逆転Vの使者、頼もし第一声。ロドリゲス勝利に貢献する〉(21日付・サンスポ)と、ちょっと前がウソのような“お祭り騒ぎ”となった。 昨年は前半戦好調で首位を走っていたが、東京五輪開催に伴う中断期間を挟んだ後半戦に失速してヤクルトに逆転優勝を許した。今年はそのリベンジに燃える。「チームの雰囲気は春先からガラッと変わりました。大山は6月に入って16試合で10本塁打と絶好調。甲子園で4戦連続のヒーローインタビューに呼ばれた時には、“もう話すことはありません”と言ったほど自信を取り戻している。交流戦後の合同練習では、矢野監督がナインを集めて“オールスターブレークまでの33試合、後半戦も楽しみになるような戦いをしていきたい”と訓示した。ベテランの糸井は“去年と真逆のことを起こしたい”と気合十分でした」(阪神担当記者) 守護神として1985年の阪神の日本一を経験し、引退後も一軍投手コーチなどを務めた中西清起氏は逆転Vの可能性について、「まだ70試合以上残っているので、無理ではないと思います」として、こう期待を込める。「まずは(勝率)5割。ターゲットを巨人に絞って追いつく。巨人を捕まえたら、次はヤクルトをターゲットにする。昨年は追いかけてきたヤクルトにひっくり返されたが、今年は追いかける強みが出てくるかもしれない」 もちろん、奇跡の逆転V、日本一のためには、クリアしなければいけない課題もある。対広島戦は開幕から1分けを挟み9連敗という“鬼門”になっている。「苦手の広島戦でいかに(借金を)返していくかでしょうね。矢野監督がやらないといけないのはロースコアの時にいかに点を取りにいくか。代打であったり、盗塁のための積極的な代走であったりを使えるかでしょう。ここまでは野手が打つのを待っている状態が目立ったので、いかにベンチが選手を動かせるかがカギになる」(中西氏) 盤石の投手陣に綻びがないことも白星を積み重ねる絶対条件になる。現役時代は南海、西武で捕手として活躍し、阪神コーチ時代は野村(克也)監督の懐刀として「キャッチャー・矢野」を指導した元編成部長の黒田正宏氏はこう言う。「岩崎、湯浅、アルカンタラに疲れが出てきている。岩崎は6月13日に登録抹消し、湯浅、浜地(真澄)らもリフレッシュ休暇させた。そうやって中継ぎ陣を休ませながら、どれくらい働いてもらえるかで結果は大きく変わる。あとは正捕手問題でしょう。3人に競争させているようなかたちだが、ケガから復帰した梅野(隆太郎)を中心に回していくべきじゃないですかね。やはりキャッチングに落ち着きがある。梅野に若い投手陣を引っ張っていく責任を持たせるべきでしょう」 阪神のエースとし活躍した江本孟紀氏は、今後の上位進出を目指すうえで「阪神には心強い味方がいる」と話した。「それが巨人ですよ。開幕から9連敗のあと、甲子園で巨人3連戦に勝ち越し、GWも東京ドームで巨人に3連勝させてもらっている。巨人相手に勝ち越せているのだから、さらに上に行ける可能性はある。CSは出場できるんじゃないですかね」 リーグ優勝に届かなくても、CS出場の3位以内に入れば、投手力がモノを言う短期決戦のなかで、「下克上」のチャンスも出てくるのではないか。※週刊ポスト2022年7月8・15日号
2022.06.28 11:00
週刊ポスト
秋山が広島入り(写真は4月、エンゼルス戦での左前打時。時事通信フォト)
秋山翔吾の広島加入発表で達川光男氏「阪神のCS進出は厳しくなっただろうね」と力説
 6月27日、広島は米大リーグのパドレス傘下3Aエルパソを自由契約となっていた秋山翔吾(34)の入団を正式発表した。現在、セ・リーグで3位につける広島だが、OBで監督経験者でもある達川光男氏は、秋山加入が戦力としてプラスであるにとどまらず、様々な“相乗効果”を生む期待があるとして、好感を持って受け止めている。「秋山加入。ええじゃない。カープの野球が変わるよ。復調してきた阪神には悪いが、これでタイガースはCSへの目が消えたかもしれんよ」 広島OBで1980年代の黄金期を正捕手として支え、阪神でもコーチを務めた経験のある達川氏は、秋山入団の一報を受け、開口一番に阪神のことを気遣ってみせた。 古巣・西武、ソフトバンクも獲得に動いていたなか、秋山は広島に入団を決めた。3年総額4億円規模の契約と見られ、これまで12球団で唯一FA選手の獲得がなく大物日本人選手の補強に積極的ではなかった広島だが、今回は熱心に獲得に動いた。 背景には、昨シーズンまで4番でライトを守っていた鈴木誠也(27)がカブスに移籍したこともあるだろう。鈴木の穴を埋めるのは簡単ではなく、新人の末包昇大(26)が開幕スタメンでライトを守ったが、現在は二軍で調整中。野間峻祥(29)が復調すると、次は西川龍馬(27)が下半身のコンディション不良で選手登録を抹消されるなど、外野のレギュラーが固定できないでいた。達川氏が続ける。「秋山は足も速いし、守備もいい。三拍子揃った戦力として考えられるし、(松田元)オーナーは“付加価値”もあると期待している。鈴木清明・球団本部長がプロ野球選手会との事務折衝で秋山とは面識があったそうで、野球に取り組む姿勢や人間性を評価しており、ぞっこんだった。若い選手にとって、社会人としての手本になってほしいという願いもあったようだ。これまでFAで選手を補強してこなかったカープが手を挙げたということは、そういうことだと思うよ。 もちろん野球での貢献も期待している。カープには右投げ左打ちが多いが、揃って伸び悩んでいる。かつて石井琢朗(現・DeNA野手総合コーチ)がカープでプレーした4年間も、同じ右投げ左打ちの若手が育った。そういった効果も期待できるから、どうしても欲しかったんだろうね。今回は秋山ひとりの戦力的プラスにとどまらず、カープ全体の底上げになるんじゃないかな」 2011年にドラフト3位で西武に入団し、パ・リーグで9年間プレーした秋山。セ・リーグでのプレーは初めてとなるが、「パの“力の野球”で結果を残しているし、秋山は変化球を打つのもうまい。アメリカで野球をやって、日本でも天然芝で野球がやりたかったんじゃないかな」と達川氏はみる。 セ・リーグは現在、ヤクルトが独走しているが、2位の巨人以下は団子状態。広島は6月21日からの阪神との3位4位の攻防戦で、2勝1分と突き放してAクラスとなる3位をキープしている。達川氏は秋山加入によって「広島の戦い方が変わる」と力を込める。「侍ジャパンで一緒にプレーした會澤翼(34)や菊池涼介(32)、大瀬良大地(31)らがいる。すぐに溶け込めると思うよ。1番センターで使うんじゃないですか。西武では3番を打ったが、1番のほうが怖い。ランナーを返すより、リードオフマンとして試合開始とともに相手に与えるプレッシャーは大きい。選球眼もいいし、打つほうもシーズン最多216安打の日本記録を持っている。1番を秋山に任せ、菊池を3番に据えれば、広島の野球は強くなると思うよ。あの他人を褒めない(ソフトバンクの)柳田悠岐(33)が“秋山は凄い”と認めていたよ」 今シーズンの広島は阪神に9勝0敗2分で圧倒しているが、「来日してみないとわからないという外国人選手と違い、日本で実績がある秋山の加入でカープを苦手にしているタイガースはますます厳しくなるだろうね」と達川氏は力説。秋山加入で、交流戦を経てようやく上向いてきた阪神のCS進出に暗雲が立ちこめることになるのか。
2022.06.27 18:00
NEWSポストセブン
赤いユニフォームと「C」のマークがよく似合う?(シンシナティ・レッズ時代の秋山翔吾。Getty Images)
秋山翔吾、広島へ 「メジャーを経て“別リーグ”に移籍」で結果を残せるか
 新天地でチームを導く救世主となれるか──。広島は6月27日、メジャーリーグのサンディエゴ・パドレス傘下3Aエルパソを自由契約になっていた秋山翔吾外野手の獲得を発表した。2010年のドラフト3位で西武に入団した秋山は2015年に日本球界最多の1シーズン216安打を放ち、739試合連続フルイニング出場のパ・リーグ記録を持つライオンズの顔だった。 2019年オフに海外FA権を行使してシンシナティ・レッズと契約。しかし、レギュラーは奪えず、今年は開幕ロースターから外れ、5月にパドレスとマイナー契約を結んでいた。3Aでは好調を維持していたが、メジャー昇格は叶わなかった。メジャーからのオファーもないことで、日本復帰を決断。西武、ソフトバンク、広島が獲得に名乗りを挙げていた。「契約年数や年俸などの条件も関係しているでしょうけど、それ以上に心理的な面も大きかったと思います。古巣の西武への愛着はあるものの、メジャーで結果を残せなかったのに出戻りすると、自分の野球人生が停滞したように感じたのではないでしょうか。かといって、西武のライバル球団であるソフトバンクに行くのは心情的に憚られる。未知の土地、リーグである広島を選んだのでしょう」(プロ野球担当記者。以下同) メジャーで5年連続2桁勝利、通算79勝を挙げた黒田博樹は40歳で古巣の広島に帰還し、翌年にチームを25年ぶりの優勝に導いた。メジャー6年間で通算打率2割8分5厘と安定した成績を残してワールドシリーズも経験した青木宣親は36歳で古巣のヤクルトに戻り、3年後の2021年にチームの日本一に貢献している。このようにメジャーで結果を残した上で、以前の所属球団に帰って優勝する。これがファンにとっては、理想型だろう。しかし、黒田や青木のような選手は必ずしも多くない。 2019年に最多勝、最多奪三振のタイトルを獲得し、チームの優勝に貢献して渡米した巨人の山口俊はポスティングでメジャー移籍したものの、防御率8点台と打ち込まれ、2年も経たない昨年のシーズン途中に古巣へ出戻りした。しかし、先発で結果を残せず、2勝8敗に終わった。今年は一軍で1試合しか登板しておらず、現在はケガもあって戦線離脱している。「正直、山口の場合、せっかくメジャーに行ったのに、通用しないからといってすぐに帰国したと思われがちです。見切りが早いのは良いことでもありますけど、憧れの地に辿り着いたのですから、せめて秋山や筒香嘉智のように3Aでもっともがいていれば、今の状態はなかったかもしれません。もうすぐ35歳のベテランですから、今の状態が続けばオフは大幅な減俸か、自由契約やトレードもあり得ると思います」パからメジャーを経てセに移籍した岩隈、西岡 秋山は2年半アメリカでもがき、未知の広島でセ・リーグの野球に初挑戦となる。メジャー帰りの選手が古巣以外のチームを選択することは珍しくないが、経験のないリーグへの移籍は最近では稀になっている。「近年のメジャーから日本に戻ってくる選手を見ると、古巣への出戻りではなくても以前在籍していたリーグを選択するケースが目立ちます。パ・リーグとセ・リーグでは野球の傾向が違いますから、元と同じリーグの方がやりやすい面もあるのでしょう。最近では2019年に元楽天の岩隈久志がパ・リーグではなくセ・リーグの巨人に入団していますが、ケガが完治せず、一軍登板ないまま引退しています。 打者なら、元ロッテの西岡剛がパ・リーグではなくセ・リーグの阪神を選択しています。ただ、1年目の2013年は規定打席に到達して打率2割9分を打ちましたが、2年目以降はケガもあって目立った活躍はできなかった。そういう意味で、違うリーグを選択した秋山の決断は珍しい。どちらかといえば真っ向勝負の傾向のあるパ・リーグと違い、初球からフォークを投げてくるようなセ・リーグの野球に対応し、本来の力を発揮できるか、注目です」 古くは元ロッテの伊良部秀輝が阪神、元阪神の新庄剛志が日本ハムと“別のリーグ”に移籍し、それぞれ優勝の立役者となっている。秋山は、今年メジャー移籍をした鈴木誠也の穴を埋められずにいる広島の救世主となるか。
2022.06.27 16:00
NEWSポストセブン
白を基調としたフォーマルなコーデの美しき佳子さまに感嘆
秋篠宮家、公務のちぐはぐ 佳子さまとご夫妻の間にすきま風、悠仁さま公務回避の理由は?
 6月12日、秋篠宮ご夫妻は、広島県で開かれた全国ろうあ者大会に臨席された。「大学時代から手話に親しまれてきた紀子さまは、通訳者なしでやり取りをされていました。スピーチの際には、秋篠宮さまがぎこちないながらも手話を披露され、大きな拍手が送られたシーンもありました」(皇室記者) しかし、全国ろうあ者大会を主催する全日本ろうあ連盟に非常勤の嘱託職員として勤務する佳子さまは、広島の会場には姿を見せられず、都内で行われた「東京都障害者ダンス大会ドレミファダンスコンサート」に臨席された。「秋篠宮家の公務には、ちぐはぐさを感じてしまいます。眞子さんの結婚を巡る騒動以降、眞子さんの“応援団長”だった佳子さまとご両親の間にはすきま風が吹いているといわれてきましたが、それが目に見える形になっている。 6月中旬には、秋篠宮ご夫妻は東京国立博物館で開催されている沖縄にまつわる特別展『琉球』に足を運ばれる予定です。天皇皇后両陛下も、上皇ご夫妻も足を運ばれました。皇室と沖縄の関係を考えれば当然の公務と言っていい。ただ違和感を覚えたのは、ここでも佳子さまはご夫妻とお出ましにならないこと。そして、悠仁さまも帯同なさらないことです」(前出・皇室記者) 先の戦争が、国民と皇室に与えた影響は大きい。紀子さまはこれまでに、2013年の沖縄訪問や、広島の平和記念公園、戦時中の資料を展示する「昭和館」(東京・千代田区)の観覧に悠仁さまをお連れになっていた。しかし、今回の『琉球』の観覧にはお連れにならない。「小室圭さんは、7月に3回目となるニューヨーク州の司法試験に挑みます。眞子さんの結婚を巡って秋篠宮家への逆風は収まっていません。加えて、悠仁さまの高校進学にまつわる疑念の声もある。紀子さまとしては、“悠仁さまのご評判”を気にされ過剰に注目されることを避けられているようにも思われます」(宮内庁関係者) 悠仁さまや佳子さまが公の場に姿を現し、“ご活躍”が伝えられるようになることを願ってやまない。※女性セブン2022年6月30日号
2022.06.18 07:00
女性セブン
24時間体制で気象状況を監視する気象庁「気象防災オペレーションルーム」。さまざまな観測データをもとに予報官が天気図を作成する。天気図には低気圧・高気圧の位置や気圧、前線の位置などが書き込まれる(写真提供/気象庁)
気象庁、6月から「線状降水帯」の発生予測を開始 課題は現状25%の的中率
 多発する豪雨災害を受け、気象庁は6月から豪雨の要因「線状降水帯」の発生を半日程度前から予測する取り組みを始めた。「水蒸気を中心に大気の観測を強化したこと。スーパーコンピュータによる予測シミュレーションの精度を向上させてきたことで可能となりました」(気象庁技術開発推進室・伊藤渉氏) 情報によっていち早く危険を察知した住民の早めの避難の準備が期待される。 とはいえ課題も多い。現状の的中率は25%程度。3回に2回程度は発生を予測できないという検証結果もあった。予測地域は「九州北部」「関東甲信」など全国を11に分けた地方単位にならざるを得ない。「2年後の2024年には都道府県単位、2029年には市町村単位で予測が可能となるよう、今後も観測・予測技術を強化していきます」(同前) さらなる精度向上を目指す一方、災害への警戒を怠らないよう呼びかけている。豪雨は増加傾向「豪雨」とされる1時間あたり50ミリ以上の雨は、年間平均327回発生している(気象庁発表)。この数字は統計が取られ始めた1970年代に比べ、1.4倍で増加傾向にある。 地上の暖かい空気と上空の冷たい空気が対流し、上昇気流が強まると発達するのが積乱雲で、雨や雷などを発生させる。局地的な大雨には必ず積乱雲が関連している。各地で被害をもたらす線状降水帯は、積乱雲がベルトコンベアで運ばれるように次々と発生し、線状に連なる現象。短時間に大量の激しい雨を降らせるが、発生のメカニズムには解明されていない部分もあり、正確な予測が難しい。 不意に襲ってくるゲリラ豪雨も予測が困難な現象。雲の発生を確認できても、どの雲がゲリラ豪雨に発展するのかわからないからだ。激甚災害から身を守るためには、ささいな情報も見逃さず、常に警戒を怠らないことは言うまでもない。大水害の悲劇はもう二度と繰り返さない 線状降水帯による災害はほぼ毎年起きている。2000年以上の大水害の被害を振り返る。2000年9月 東海豪雨 4人死亡、全半壊102棟2004年7月 新潟・福島豪雨 16人死亡、全半壊5424棟2009年7月 中国・九州北部豪雨 19人死亡、全半壊91棟2011年7月 新潟・福島豪雨 4人死亡、全半壊1074棟2012年7月 九州北部豪雨 30人死亡、全半壊530棟2014年8月 広島豪雨 77人死亡、全半壊396棟2015年9月 関東・東北豪雨 14人死亡、全半壊7126棟2017年7月 九州北部豪雨 37人死亡2018年7月 西日本豪雨 223人死亡、全半壊等2万663棟2019年8月 九州北部豪雨 福岡、佐賀、長崎に特別警報発令。4人死亡2020年7月 熊本豪雨 67人死亡、全半壊4610棟2021年7月 東海・関東豪雨 熱海で土石流が発生(線状降水帯ではない)。26人死亡2021年8月 九州豪雨 全国で8人死亡、全半壊26棟●2011年7月 新潟・福島豪雨 只見川の上流で1時間に100ミリを超える大雨が発生。東日本大震災の影響で観光客が激減するさなか、柳津町の温泉街が浸水し、多大な被害を被った。●2015年9月 関東・東北豪雨 鬼怒川下流部の堤防が決壊して水没した茨城県常総市。2人が死亡し、約8000棟が浸水した。以前より氾濫の危険性が指摘されていた場所だった。●2021年7月 東海・関東豪雨 全長2km、最大幅約120mにわたって土石流が発生した熱海市。土石流の起点にあった盛り土が要因とされ、全半壊の家屋は128棟に及んだ。●2021年8月 九州豪雨 佐賀県武雄市で発生した冠水。同市では7日間もの間、雨が降り続き、浸水家屋は1663戸に及んだ。なかでも橘町の被害が大きかった。※過去の報道をもとに作成※週刊ポスト2022年6月24日号
2022.06.14 16:00
週刊ポスト
野宮受刑者は堀のない松山刑務所を抜け出し広島に渡った
松山刑務所を脱走し広島県に泳いで渡った男 逃げ込んだ島の住民の意外な反応
 思い出したように現れるのが“逃亡犯”のニュース。フリーライターの高橋ユキさんが今月上梓した『逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白』(小学館新書)には、近年、新聞やテレビで騒がれ、私たちの記憶に新しい逃亡犯たちが何人も登場する。 2018年に大阪府富田林署の面会室のアクリル板をずらして逃げ出し、自転車旅のサイクリストを偽装して1か月以上も捕まらなかった山本輝行受刑者(当時30才・仮名)や、同年、愛媛県今治市の塀のない松山刑務所(大井造船作業場)から脱走して島に潜伏、さらには瀬戸内海の尾道水道を泳いで渡った野宮信一受刑者(当時27才・仮名)などだ。 富田林署から逃走した山本には目的がなかったというが、塀のない松山刑務所から逃げ出した野宮の場合は違っていたという。「彼は、更生のために集団生活をしていた寮の中の、受刑者たちによる組織『自治会』をめぐる軋轢に不満があったようで、寮内の規律の不徹底を広く世間にアピールして、松山刑務所の状況を改善するために逃げたと主張していました」(高橋さん・以下同) 松山刑務所を脱走した野宮は、向島(広島県尾道市)に逃げ、島の空き家を転々としながら潜伏生活を送った。空き家には、食料が残っていた。《そうめん、米、さば缶(中略)賞味期限は9割の物が切れています。一番ひどいのは、2001年に切れてた物も。ほとんどが5年以上前に切れてます。食べないとどうしようもないので、火を通して食べてました。腹痛は1回だけありました》 広島・愛媛の両県警は延べ1万5000人もの捜査員、16匹の警察犬、ヘリコプターまで投入しながらも、彼の行方をつかめなかった。「潜伏先の向島では、たしかに大規模な捜索が行われていました。ただ、捜索は昼間だけで、夜は自由に動き回れた。警察が捜索を終えた空き家に『(捜索)済み』のシールを貼っていて、野宮が潜伏していた空き家にもそれは貼られていました。“安全な空き家”を示す目印をつけてしまったことで、逆に逃亡犯が潜伏しやすい環境をつくってしまった」 野宮はその後、尾道水道を泳いで渡った。向島を脱出した理由としては、島の人たちへの慮りがあったそうだ。《毎日のニュースで、向島の方々が、橋の検問などでとても迷惑や不安を与えていたことが、見ていて辛かった》 幸運にも海を渡りきり、尾道市に上陸。盗んだバイクで広島駅にたどり着き、付近のネットカフェを退店したところで逮捕された。脱走してから23日後のことだった。 意外にも、野宮は向島の人々に心配されていたという。《あの人は悪い人じゃないよ。元気にしとるんかしら》《そんなん隠れとってもしゃあないから、出てきたらご飯でも食べさせてあげるのに、って皆で話してました》《ここにおったのは、住み心地がいいからやね。犯人が見てもわかるんじゃ。いいとこじゃけね。あはは》 高橋さんが話を聞いた住民のなかには、野宮のことを下の名前で呼ぶほど親近感を覚えていた人もいるそうだ。「いまでも野宮を案じる人もいて驚きました。尾道水道を泳いで渡ったことを褒めた人もいたくらいです。向島の人たちの間には、島ならではの“連帯”があるのかもしれません。相手の素性が何であれ、困っている人には手を差し伸べたいと思う、優しい地域性があるのかもしれませんね」※女性セブン2022年6月23日号
2022.06.14 11:00
女性セブン
来年、再来年も見据えた起用法か(高卒3年目の山瀬慎之助。時事通信フォト)
巨人「交流戦負け越し」で過去優勝なし 補強に頼らないチーム作りは成功するか
 6月12日、プロ野球の交流戦は全日程を終了し、ヤクルトが14勝4敗で4年ぶり2度目の優勝を果たした。交流戦開始前、セ・リーグでヤクルトと首位を争っていた巨人(8勝10敗)、広島(5勝13敗)は共に負け越したため、1位・ヤクルトが2位・巨人に7.0ゲーム差、3位・広島に10.5ゲーム差をつけ、独走状態に入った。 2位巨人はここから巻き返しをはかりたいところだが、“不吉なデータ”もある。過去、「交流戦で勝ち越せなかった年は一度も優勝していない」のだ。「データはあくまでデータでしかない。とはいえ、今年の巨人が7ゲーム差をひっくり返すだけの力があるかと言えば、疑問です。しかも、昨年の前半戦独走していた阪神と違い、今年のヤクルトには地力がある。その上、高津臣吾監督が選手を上手に休ませながら起用しており、夏場に疲れが来ないように配慮している。巨人どうこうの前に、ヤクルトが急激な失速をすることは考えにくい」(プロ野球担当記者・以下同) 今年の巨人は開幕10試合を8勝2敗とロケットスタートを切り、4月終了時点で20勝11敗と首位に立っていた。4月までに堀田賢慎、戸田懐生、赤星優志、大勢、平内龍太、山崎伊織と6投手がプロ初勝利を挙げるなど、若手が台頭。打線も岡本和真が3、4月の月間MVPを受賞し、新外国人のポランコ、ウォーカーも結果を残すなど投打が噛み合っていた。 しかし、4月30日の阪神戦で主将の坂本勇人が右膝じん帯を損傷してから歯車が狂い始めた。5月4日の広島戦では、リーグ首位打者を走っていた吉川尚輝が死球を受けて戦線離脱。主力の2人を欠いたことで、岡本も連なるように不振に陥った。「坂本は開幕前にも故障しているし、12月で34歳を迎える。いつまでも坂本に頼っている場合にはいかないが、現実的には坂本がいないとチームの成績が落ちる。今までは戦力が足りないと見るや、シーズン中でもトレードや外国人獲得という補強で乗り切ってきたが、今年は若手を起用している。来年、再来年も見越した上での起用だと思います。巨人はフリーエージェント(FA)制度導入以降、FA補強がうまくいくかどうかがチームの成績に結び付いていました」“FA補強で強くなる”戦略からの転換 原辰徳監督は2006年の第2次政権誕生以降、通算13年間で8回のリーグ優勝を果たしている。その間、松本哲也や山口鉄也など育成から這い上がった若手もいたが、その栄光はFAなどの補強なしでは語れない。「2007年からの3連覇は小笠原道大(前・日本ハム)、ラミレス(前・ヤクルト)、クルーン(前・横浜)、2012年からの3連覇は村田修一(前・横浜)、杉内俊哉(前・ソフトバンク)、2019年からの2連覇は丸佳浩(前・広島)、炭谷銀仁朗(前・西武)の移籍がなければ実現しなかったでしょう。逆に昨年はFA加入の梶谷隆幸、井納翔一(ともに前・DeNA)が活躍できず、優勝できなかった。FA選手の出来不出来に、チームの成績は大きく左右されてきました。 しかも、ここ数年は他球団の大物はFA権を行使せずに、複数年契約を結んで残留している。この流れは加速していきそうです。そうなれば、今後の巨人は“FA補強で強くなる”という戦略を取れなくなる。原監督は時流を読んで、若手起用に舵を切っているのでしょう。今までなら、5月にファーストに高卒4年目の増田陸、6月にキャッチャーに高卒3年目の山瀬慎之助をスタメン起用するのは考えられない」 1993年オフにFAと逆指名ドラフト(2006年まで)が導入され、巨人はその恩恵にあずかってきた。1994年以降の1990年代は2回、2000年代は5回、2010年代は4回優勝を果たした。だが、2つの制度のなかった1980年代も3回優勝している。しかも、全てAクラスに入っていた。10年全て3位以上は2リーグ分裂以降の年代別で見ると、ドラフト制のなかった1950年代と1980年代しかない。「補強に頼らなくても、強いチームを作れる。1980年代の安定的な成績は、ベテランに差し掛かる選手のFA獲得よりも、若手を一人前に育てる方がチーム力の安定に繋がるという証拠でしょう。当時はほぼ10年間、一塁・中畑清、二塁・篠塚利夫、三塁・原辰徳、遊撃手・河埜和正(前半)、岡崎郁(後半)でしたから。 その陣形が崩れた1989年は、緒方耕一や川相昌弘などが台頭して日本一になった。この時の主力は現在の原監督であり、桑田真澄投手コーチです。2人は、当時の藤田元司監督を師と仰いでいる。原監督はFA補強で優勝を勝ち取った面もありますが、坂本のように若手を育てた経験もたくさんある。今年、若手投手陣がたくさん出てきているのは桑田コーチの指導の賜物でしょう」 巨人ファンはどんな補強をしてでも勝利を見たいと思われがちだが、生え抜きのスターが育っての優勝を見たいというファンもたくさんいるだろう。「原監督はキャンプの時から『力が同じなら若手を使う』と明言しており、今年は数年後に黄金時代を築くための“育成年”とある程度、覚悟していたと思いますよ。楽天との最後の交流戦(6月12日)でも、外国人のウィーラーではなく25歳の八百板卓丸を先発で使いましたしね。その日のスタメンである増田陸、山瀬、八百板は3人とも開幕の時は二軍です。今までの原采配では見られなかった起用法ですよ」 FAで有望な選手を獲得できなくなった巨人。まだ優勝を諦めるには早いが、今季は育成にも力を入れ、来年、再来年以降も視野に入れて戦っているようだ。
2022.06.13 16:00
NEWSポストセブン
日曜日に勝って、気持ちよく月曜日を迎えたいというファンは少なくないだろうが…(巨人・原辰徳監督。時事通信フォト)
今季「日曜日に2勝8敗」の巨人はV黄信号?「日曜に弱いチームは優勝できない」データ
 今年の巨人は、日曜日になかなか勝てない──。5月27日からの交流戦3連戦で、巨人は“BIGBOSS”こと新庄剛志監督率いる日本ハムに1勝2敗と負け越した。初戦は相手のエース・上沢直之に抑えられ、2戦目は中田翔の活躍で勝利したが、3戦目は原辰徳監督が今季初登板初先発の横川凱に託したものの4回途中で降板し、7対2で敗れた。巨人は現在、首位・ヤクルトを2ゲーム差で追う2位につけている(記録は5月29日現在。以下同)が、日曜日は2勝8敗と大きく負け越している。プロ野球担当記者が話す。「今年の巨人はエースの菅野智之も本調子でなく、完投数はリーグ最少タイの2しかありません。6連戦の最終日である日曜はリリーフ陣の疲れがピークに達します。しかし、その日曜に先発する投手がイニングを稼げず、救援陣も打たれる。昨日の負けはその典型でした」 5月29日までの日曜10試合の先発を見ると、赤星優志が5試合で2勝1敗、高橋優貴が4試合で0勝3敗(他に救援で1敗)、横川凱が1試合で0勝1敗となっている。他にリリーフの直江大輔、大勢がそれぞれ1敗している。「赤星は新人ながらよくやっていますが、昨年11勝でチームの勝ち頭である高橋優が誤算です。4回もチャンスをもらいながら、5回以上投げたのは5月1日の阪神戦だけで、クオリティ・スタート(6回以上自責点3以下)が一度もない。先発陣が若返っただけに、実績のある投手が本調子にならないと、これから夏場にかけてチームは厳しくなると思います」 過去5年の両リーグの優勝チームの日曜成績は以下のようになる。●セ・リーグ2021年:ヤクルト 13勝10敗2分2020年:巨人 10勝9敗1分2019年:巨人 12勝11敗1分2018年:広島 14勝11敗2017年:広島 15勝9敗1分2016年:広島 15勝9敗1分●パ・リーグ2021年:オリックス 12勝11敗3分2020年:ソフトバンク 11勝8敗0分2019年:西武 15勝10敗2018年:西武 16勝9敗2017年:ソフトバンク 16勝10敗2016年:日本ハム 17勝8敗1分 見てわかる通り、日曜に負け越している球団は1つもない。「優勝チームは満遍なくどの曜日にも強いですが、日曜は試合のない月曜を気持ちよく迎えるためにも勝っておきたい。カード初戦の火曜、金曜に次いで重要な曜日だと思います。二軍で調整中の高橋優、山口俊、火曜から一軍昇格濃厚の井納翔一など実績のあるピッチャーの奮起が期待されます」 若手の台頭で開幕ダッシュに成功した巨人。2年ぶりのV奪回にはベテランの力も必要だろう。
2022.05.30 20:00
NEWSポストセブン
リラックスした姿も神々しい
天海祐希の若手俳優を励ます言葉の力 広瀬すずは助言で変化、伊藤沙莉も影響受ける
 オフ感たっぷりのスエット姿でも、スリムな体形が一目でわかる。黒いキャップにマスク姿で顔はほとんど見えないが、凜々しい目から放たれるオーラは隠しきれない。4月末、主演舞台『広島ジャンゴ2022』の東京公演を終えた天海祐希(54才)は、ドリンク片手に軽快な足取りで帰路に就いた。「初回直後は、演出家の蓬莱竜太氏(46才)と女優の伊藤沙莉さん(28才)の交際報道、さらに、蓬莱氏がこの舞台終わりに別の女優と飲みに行った報道も出て、別の意味で話題になりました。でも、始まってみれば作品の評判は上々でした」(演劇関係者) 舞台の全関係者がコロナ感染対策で会食を控えていただけに、蓬莱氏の“飲み歩き”に、天海が落胆したとの報道もあったが、「実際は座長として現場を盛り上げることに徹していたようです。天海さんは多くの後輩俳優たちからも慕われる、圧倒的な人望の持ち主ですから」(前出・演劇関係者)と言われた。 そんな“天海信者”の1人が広瀬すず(23才)だ。広瀬が5年前の「日本アカデミー賞」に関してブログで悔しさを吐露した直後、天海に励まされたエピソードが、5月15日放送のバラエティー番組で明かされた。 このとき、広瀬は主演映画『ちはやふる-上の句-』で優秀主演女優賞、『怒り』で優秀助演女優賞に選ばれるも、いずれも最優秀賞には届かなかった。 ブログが話題となった2、3日後、映画の撮影現場で、広瀬が天海の楽屋にあいさつに行くと「腕つかまれて、ドアをバンと閉められて『悔しいだろうけど、もうちょっと傷ついたり、そういう経験もしてほしい。ごめんね、こんなことを言って』と言ってくださって」と説明。広瀬は「恵まれすぎた環境に甘えていたので、『傷つかないと、傷ついた気持ちは知らないし、悔しいと思わないと、悔しいと感じられないな』って。ハッとさせられた」と続けた。 その後、広瀬は、日本アカデミー賞で2018年に最優秀助演女優賞、2021年に最優秀主演女優賞を受賞するなど、いまや名実ともに若手ナンバーワン女優となった。「昨年も、『いのちの停車場』で最優秀助演女優賞を受賞しています。天海さんの励まし以降、彼女は明らかに変わりました」(映画関係者) 前述の伊藤も、17年前の子役時代に天海の主演ドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)に生徒役で出演した際、「褒められたことが忘れられない」と明かしている。天海は当時10才の伊藤にこう語りかけたという。「カメラが自分に向いていないシーンでも、必ずあなたは気を抜かずにお芝居をしてる。私は見てる。あなたがいまのままでいてくれれば、誰かが見つけてくれるし認めてくれるから、ずっとそのまま変わらないでいてね」 いち生徒役の振る舞いも見逃さず励ます──なぜ天海は若手俳優に言葉をかけるのか。天海は、1985年に首席で宝塚音楽学校に入学したときに、母から「年相応、分相応であるように」と助言され、以来、座右の銘としてきた。「天海さんはこの言葉に励まされ、救われ、時に戒めてくれたことを感謝しているようです。自分がそうだったように、若い人にとって言葉の力がいかに必要かを理解している。だから彼らに積極的に声をかけているようです」(芸能関係者) 天海はいま、自分自身にこんな言葉をかけているという。「数年前から『豊かな老後を送りたい』と言っています。『物質的、金銭的にだけではない、気持ちの豊かなものをいっぱい積み重ねていきたい』と。それが“野望”だと言っていますね」(前出・芸能関係者) 心の豊かさを求める天海だからこそ、多くの“信者”に支持されるのだろう。※女性セブン2022年6月9日号
2022.05.27 07:00
女性セブン
上島さんがよく歌った『ホームにて』とは
有吉弘行が上島竜兵さんに捧げた中島みゆき『ホームにて』 都会で踏ん張る2人を支えた一曲
 有吉弘行が「恩人」として必ず名前を挙げていた上島竜兵さん(享年61)。2人にはともに中島みゆき(70才)のファンであるという共通点があった。故郷への思いを胸にしまい、都会で懸命に踏ん張っていた彼らを支えた中島みゆきの隠れた名曲を、いまこそ──。「曲行く? 今日ぐらいは、上島さんがよく歌ってた好きな歌ですかね……」 5月15日に生放送された『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系ラジオ)で、時折声を詰まらせながら語った有吉弘行(47才)。この日のオープニングでは、5月11日に61才で亡くなったダチョウ倶楽部の上島竜兵さんを追悼し、中島みゆき(70才)が1977年に発表した『ホームにて』を選曲した。 アコースティックギターの静かなイントロの後に、中島の歌声が語り掛けるように響く。有吉がこの曲を知ったのは、「竜兵会」だった。「竜兵会は、仕事がなかった頃の有吉さんや土田晃之さん(49才)、劇団ひとりさん(45才)らが上島さんを慕って集まった会。上島さんはなじみの居酒屋にメンバーを連れて行き、いつも自分のおごりで飲み食いさせていました。ただ、上島さんはいつもベロベロに酔っ払い、有吉さんらに『何やってんだよ!』と突っ込まれていましたね(笑い)」(テレビ局関係者) 先輩風を吹かせることもなく、後輩の前で酔い潰れてくだを巻く。飾らない人柄で誰からも愛された上島さんが、好んで熱唱したのが『ホームにて』だった。「竜兵会でへべれけになった上島さんは深夜3時くらいにカラオケのマイクを握り、号泣しながらこの曲をよく歌っていました。最初は『何泣いてんだよ』と突っ込んでいた有吉さんも、次第に曲に魅了され中島さんのオリジナル曲を聴くようになった。いまや有吉さんは大のみゆきファンで、自分が運転する車では彼女の歌しか聴かないそうです」(前出・テレビ局関係者) 上島さんと有吉をつないだ『ホームにて』とは、どのような曲か──。都会で暮らす地方出身者の心を歌った『ホームにて』は、中島が1977年に発表したアルバム『あ・り・が・と・う』に収録された一曲で、のちにシングル『わかれうた』のB面として収録された。シングルとはいえB面で、『時代』や『ファイト!』のように誰もが知るメジャーな曲ではない。それでもこの曲は多くの人を魅了し、槇原敬之(53才)や工藤静香(52才)、高畑充希(30才)らが続々とカバーした。 この曲は、ふるさとへと向かう最終の汽車の出発を待つ駅の情景から始まる。駅長がやさしく乗車を促すなか、足早に車内に乗り込んだ乗客たちは笑顔を見せる。出発の時間がきて汽車のドアが閉まりかけるが、まだ駆け足で滑り込めば、なつかしいふるさとに帰ることができる。だが主人公はホームにたたずんだまま動けない。汽車のドアはゆっくりと閉じ、その手に残されたのは、ふるさと行きの乗車券だった──。 歌詞には「ネオンライト」という単語が登場する。メディア文化評論家の碓井広義さんは「ネオンライトは都会の象徴です」と語る。「中島さんは、都会で暮らす地方出身者が故郷を思う心を歌っている。都会のネオンライトはまぶしく魅力的だけど、それだけで、ふるさと行きの乗車券=望郷の念を燃やし、消すことはできません。そんな複雑でほろ苦い感情がよく表された歌詞です」帰りたくとも帰れない故郷への思い この曲からは、中島の生まれ故郷・北海道の情景が浮かび上がる。医師だった中島の父は、娘がデビューした1975年に脳出血でこの世を去った。その失意のもとで作詞作曲されたのが『ホームにて』だった。「北海道から上京して歌手としてデビューしたのち、父を失う悲しみのなかで、故郷に帰りたくとも帰れない思いがにじみ出ています。あまり若い頃の体験談を歌わないみゆきさんですが、この曲には深い思いが込められているのでしょう」(音楽関係者) そんな中島の思いの丈を示す「伝説」が残されている。「『ホームにて』のレコーディングには坂本龍一さん(70才)が参加しました。できあがった曲を披露するとき、みゆきさんは坂本さんの前で涙を流して滔々と歌い上げ、『プロの歌手が泣きながらレコーディングするなんて』と坂本さんを驚かせたといいます。1978年に出演した歌謡番組『ミュージックフェア』でもみゆきさんは『ホームにて』を歌唱する最中に感極まり、あふれでる涙を止められませんでした」(前出・音楽関係者) 一方で、この曲に込められているのは郷愁だけではない。「この曲は中島さんの歌う『応援歌』でもあると思う」 と語るのは、音楽評論家の前田祥丈さんだ。「この曲はふるさとに帰るかどうか、迷う心情を歌っています。人々の心を打つのは『帰る』『帰らない』のどちらを選んだとしても、その選択を歌い手の中島さんが尊重して、肯定しているからじゃないかと感じます。 だから、人生の岐路に立って迷う人に『あなたの選択は間違っていないよ』とエールを送る歌になっていて、自分の選んだ道に自信を持てず葛藤する人のことも、彼女はやさしく慰めます。それゆえに、弱ったときや迷ったときにこの曲を聴くと、支えになる人が多いのでしょう」『ホームにて』をカバーし、コンサートでも歌う歌手の手嶌葵(34才)も中島に希望を与えられたひとりだ。その手嶌が語る。「生まれ故郷の福岡を離れて10代でデビューした私は、歌手として成功するかどうか、不安ばかりの毎日を送っていました。コンサートでも足がすくんでうまく歌えないことがあって、福岡に戻りたいという気持ちが強かった。そんなとき、みゆきさんの『ホームにて』を聴き、やさしい歌声に応援された気になり、『もう少し、頑張ろう』との気持ちが湧いてきました。いまも疲れたときはあの曲を聴いて、みゆきさんに背中を押してもらっています」 お笑い芸人の道を選んだ上島さんと有吉も、この曲を心の励みにしていたのだろうか。「上島さんは役者を目指して神戸(兵庫)から上京したのち、がんのお母さんを看病するため帰郷して再上京したり、お父さんが自己破産するなど苦労の連続でした。有吉さんは高校卒業後にオール巨人さんに弟子入りするも8か月で破門になり、故郷の広島に帰った。1996年に『進め!電波少年』(日本テレビ系)のヒッチハイク企画でブレークしてからも、その後に再ブレークするまで多くの辛酸をなめました。 ふるさとを離れ、困難や葛藤を経験して成功した2人だけに『ホームにて』が醸し出す何とも言えないほろ苦さや、そこから生まれる決意を共有できたのかもしれません。上島さんの追悼として、いかにも有吉さんらしい選曲です」(前出・テレビ局関係者) 深い悲しみのなか、『ホームにて』を愛する先輩に捧げた有吉は、自らを鼓舞して前に進むためにも、この曲を必要としたのかもしれない。※女性セブン2022年6月9日号
2022.05.25 16:00
女性セブン
完全試合を達成した佐々木朗希(写真/共同通信社)
投手は休養十分?“投高打低”の2022年プロ野球、コロナ禍ならではの事情も
 2022年のプロ野球はようやく3分の1ほどを消化したばかりだが、今季は異様なまでの「打高投低」のシーズンとなっている。5月15日時点でパ・リーグの平均防御率は2.90、セ・リーグは3.35と、近年で断トツに良い数字になっており、ロッテの佐々木朗希は完全試合を、ソフトバンクの東浜巨はノーヒットノーランを達成。投手陣の頑張りが目立つ状況だ。 昨季と比べても格段に防御率がよくなったことについて、“今季の事情”を指摘する声もある。「今季はコロナの関係で野手の打ち込みや走り込みが足りなかったのよ。オープン戦や練習試合が中止になったり、主力がコロナに感染して試合を休んだりせざるを得なかった。外国人選手が出遅れているチームも多い」 そう話すのは、広島の正捕手として活躍した達川光男氏だ。「ソフトバンクの柳田悠岐が肩を傷めて欠場したし、ロッテのレアードやマーティンら強打者も調整が出遅れた。パはとくに、どこのチームもケガやコロナで打線が揃えられていないよね」 プロ野球のデータ分析に詳しいスポーツジャーナリスト・広尾晃氏も「オリックスでは吉田正尚、杉本裕太郎ら主力がコロナ感染したし、これまでスタメンに名を連ねていた打者を欠いているチームが多い」と分析する。「日本ハムの新庄剛志監督が打線を固定しないことも大きいが、例年、打撃30傑の顔ぶれは5人前後が入れ替わっていくサイクルなのに、今年のパは11人も違うメンバーに入れ替わっている。実力ある新鋭が出てきたというより、各チームの主力が欠けているための現象です」(広尾氏) 打者に“手負い”が多いのに対して、投手は“休養十分”のようだ。達川氏が言う。「ロッテ・佐々木の使い方からも分かるように、登板間隔を大きく開けるようになってきた。ピッチャーは“休み肩”がいいんですよ。もちろん、基本は中6日で投げてもらわないと困るんだけど、どこの球団も“1回飛ばし”を混ぜている。 広島は雨天中止の時にエース・大瀬良(大地)を翌日にスライド登板させず、ローテーションを1回飛ばした。オリックスの山本や宮城も中10日で投げたりした。だから、ピッチャーは全般的に元気がいいよね。一方で、バッターは休めば調子がよくなるものではない。その差が出ているんじゃないかね」 ただ、「このまま投高打低で点が入らない野球が続いたら、お客さんは面白くないと思うよ」と達川氏は続ける。「昔から『一番面白いゲームのスコアは8対7』と言われるように、やっぱり点の取り合いが面白いんですよ。それが昔のパ・リーグの野球だったが、今はロースコアの僅差ばかりだね。 とはいえ、これから夏場になってくると、どんなに登板間隔を開けてもピッチャーがへばってくると思いますよ。交流戦が明けた頃には、どこもピッチャーに余裕がなくなるから中6日を続けざるを得なくなるでしょう。その頃には、投高打低は逆転していると思いますよ」 ここまでは異例のシーズンだが、143試合を終えた時、どんな結果となっているのだろうか。※週刊ポスト2022年6月3日号
2022.05.25 07:00
週刊ポスト
広島「住み続けたい街ランキング2022年版」1位は広島市おさえ府中町! 子育て環境や街の将来性などで高評価
広島「住み続けたい街ランキング2022年版」1位は広島市おさえ府中町! 子育て環境や街の将来性などで高評価
リクルートでは、広島県に住んでいる人を対象にWEB調査を行い、「SUUMO住民実感調査2022 広島県版」を発表した。今住んでいる街(駅・自治体)について、住み続けたいかどうかを聞いたところ、駅では広島電鉄の「皆実町六丁目」(広島市)が、自治体では「安芸郡府中町」がそれぞれ第1位に。住んでいる人に愛されているのはどんな街なのか、詳細を覗いてみよう。「住み続けたい駅」は広島電鉄の駅に集中まず、「住み続けたい駅」のランキングを見てみると、ズラリと並ぶのは広島電鉄沿線の駅。広島電鉄は、主に広島市内中心部を走る路面電車だ。駅間隔はJRに比べて狭く、より居住エリアに密着した駅と言うこともできる。ちなみに、同じくリクルートで広島県在住者を対象に実施した「住みたい街ランキング」(2020年同社)は、住んでいる街(駅・自治体)以外にも投票可能なのだが、そちらではJRの再開発や観光地として注目を集める駅や、複数路線を利用できるターミナル駅が中心にランクイン。それを考えると、よりリアルな暮らしに密着したエリアが支持を集めたことが見て取れる。また、広島市は6本の川がつくる中州地帯に広がる街だ。JRは街の北寄りを東西に走り、広島の玄関口である広島駅と、いわゆる繁華街である紙屋町や八丁堀、オフィス街の大手町なども少し離れた場所に存在する。紙屋町や八丁堀を通る路線は広島電鉄やバスがメインで、この中心部エリアから、中州エリアに街が広がっていることも、広島電鉄の駅が多くランクインした理由のひとつだろう。自治体では1位・安芸郡府中町、2位・広島市南区という結果に「住み続けたい自治体」のランキングを見てみると、「住み続けたい駅」のランクイン駅が多く所在する広島市南区が2位。それを押さえて1位となったのは、自動車メーカー・マツダ本社のある安芸郡府中町だ。駅ランキング10位の天神川駅も、所在地は南区だが、府中町の主要駅のひとつ。ランキング上位の自治体の評価ポイントを見てみると、「ショッピングモールやデパートなどの大規模商業施設がある」「医療施設が充実している(病院や診療所など)」「魅力的な働く場や企業がある」といった日常生活に直結した利便性が評価されているのが分かる。府中町では、「イオンモール広島府中」や「マツダ病院」、何よりマツダ本社の存在も大きいようだ。しかし、2位との大きな違いは、それに加えて、子育てや介護などのサービスや公共施設の充実などの項目について高い評価を得ていること。子育てについては、自宅から小学校までの距離1km以内率が広島県内第1位(府中町ホームページより)だったり、児童センターや子育て支援センターなどの施設が充実していたりなどのポイントが評価されているのではないかと思われる。また、いずれの項目も住民評価の偏差値が非常に高いことにも注目だ。ほかの自治体に比べて、多くの項目について満足している人の割合が高い=街の魅力を実感している人が多いと言えるだろう。学校や医療機関などが充実した皆実町周辺エリアここからはランキング上位の駅について少し細かく見ていこう。まずは1位・皆実町六丁目と、その周辺エリアに存在する駅。2位の広大附属学校前や、5位の御幸橋もかなり近いエリアの駅だ。この街を選んだ人が魅力として挙げている項目には、「学びや趣味の施設がある(稽古事・カルチャースクールなど)」「医療施設が充実している(病院や診療所など)」が共通している。学びという点で挙げるならばやはり広島大学附属の小学校と中高一貫校があること。学習塾なども多くあるほか、合格すれば近いところに引越すというケースがあることからも、教育に対して熱意のある人が多い傾向も頷ける。また、最寄駅ではないものの、「広島赤十字・原爆病院」や「県立広島病院」、「広島大学病院」などが近隣にそろっていることも、医療についての安心感を高めているのかもしれない。5位の御幸橋については、近くに大規模な公園である「千田公園」や「中区スポーツセンター」、「広島市健康づくりセンター 健康科学館」などがそろうことも魅力項目に表れている。また、魅力項目5位までには入っていないものの、「ゆめタウン広島」という大型ショッピングモールがあることも、皆実町周辺のベースポイントとしては高そうだ。何でもそろう本通りと、古い商店街と新商業地区が混在する宇品エリア3位の本通はアストラムラインの駅。アストラムラインは2017年の新白島駅開業でJRにも接続し、利便性が格段にアップした。「本通」という駅名は、広島の最中心部ともいえる商店街「広島本通商店街」が由来。商店街の周辺にも多くの商業施設がひしめき合い、ショッピング自体を楽しむことができるエリアだ。歩いてすぐの紙屋町にはデパートやカルチャーセンター、徒歩圏内には県庁もあるほか、本通りを突き抜ければ、元安川と、緑豊かな平和記念公園へとつながる。住宅自体が多いわけではないが、暮らしている人の充実した毎日は想像に難くない。4位には宇品四丁目、9位には宇品五丁目がランクイン。宇品は、皆実町からさらに南へ下ったところにあり、明治の宇品港開発以降、埋め立てられ拡大してきたエリアだ。広島電鉄宇品線も終点は広島港(宇品)となる。電車通り沿いには古い商店などが多く、戦後の青空市の名残を残す、年季の入った商店街もある。「ゆめタウンみゆき」や「イオン宇品店」等のショッピングセンターがそろうほか、ベイエリアや宇品港寄りの新たな商業エリアには、「ドン・キホーテ」や「コーナン」、「フタバ図書」等の比較的規模の大きい路面店も多い。コンビニも点在し、日常の生活には非常に便利なエリアといえるだろう。街からほど近い閑静な住宅街や、川沿いの緑道が整備されたエリアも6位の銀山町と8位の的場町はいずれも広島駅の周辺エリア。広島駅まで徒歩5~15分ほどで、ターミナルとしての広島駅の利便性を活かしやすい街だ。京橋川や猿猴川といった川沿いの街でもあり、緑道も整備されている。また、銀山町は「雰囲気やセンスのいい、飲食店やお店がある」という項目では1位となっている。京橋川沿いに整備されたオープンカフェのほか、大通りから入った路地にもおしゃれな飲食店が点在。「RCC文化センター」もあるので、習い事も充実しそうだ。7位の白島は、「人にうらやましがられそう」という項目で堂々の1位。広島城の北東に位置し、交通量の多い大通りから一歩入れば閑静な住宅地が広がるエリアだ。近年、エリア内に複数のスーパーが開業し、エリアの西側にJR新白島駅が開業。日常の買い物の利便性とともに、広島駅方面へのアクセスが向上したことも魅力のひとつといえるだろう。広島市内中心部へのアクセスのよい市区町が人気住み続けたい自治体についてみてみると、先に紹介した安芸郡府中町、広島市南区に次ぐのは、3位・広島市中区。広島市の中心部にあたり、交通でも商業施設の面でも利便性の高いエリアで人気も頷ける。続く同率4位の広島市西区と広島市佐伯区、6位の廿日市市は、同じJR・広電宮島線の路線に並ぶ市区だ。西区にあるJR西広島駅から宮島口駅まではJRと広電が並走。2線利用できるうえ、JRなら、広島駅から五日市駅(佐伯区)まで約15分、廿日市駅(廿日市市)まで約20分と十分通勤圏内。西区のアルパークやLECT、佐伯区のジ・アウトレット広島、廿日市のゆめタウン廿日市と、各エリアに大型のショッピングモールが存在し、旧国道2号線沿いを中心に、飲食店や各種の商業施設も豊富。住んでいる街で日々の買い物が完結できる。西に行くほど住宅価格のお手ごろ感も増し、マイホームの選択肢が広がることも人気の理由の一つかもしれない。7位の安芸郡海田町にある海田市駅は、広島駅から3駅約10分。JR山陽本線とJR呉線の2路線利用ができる駅だ。また、広島駅方面から呉方面へと続く国道31号線沿いには飲食店やドラッグストア、スーパーなどがそろい、日常の買い物にも便利。さらには町のシルバー人材センターが運営する託児所があったり、七夕まつりなど町独自のイベントがあったりと、街ならではの特徴もある。唯一広島市から離れていながらランクインしたのが8位の尾道市だ。尾道は尾道水道を見下ろす坂の町で、映画の町、最近では猫の町としても人気の観光地。さらに、しまなみ海道を渡るサイクリストの拠点としても知られる。移住支援にも力を入れており、住宅支援のほか就職支援や創業支援、東京圏からの移住者には移住支援金の制度もある。子どもの医療費助成で中学生まで通院費用の助成があるのも魅力だ(広島県内では小学校6年生までが多数)。住む人が「住み続けたい」と感じる街は、交通機関や商業施設はもちろん、子育てや学び、さらには医療に関する充実度など、共通する項目がいくつもあった。「暮らしやすさ」をベースにしつつ、「おしゃれな店が多い」「公園が充実している」「人からうらやましがられそう」といった、それぞれの街の特色にプラスアルファの魅力を感じ、「住み続けたい」という思いにつながっているのではないか。「暮らしやすい街」をベースに、あなたに響く魅力ポイントのある街を探してみてはどうだろうか?●関連記事SUUMO住民実感調査2022 広島県版(西村 祥子)
2022.05.24 11:00
SUUMOジャーナル
造幣局
日本銀行、造幣局、東京証券取引所…社会科見学できる「お金にまつわる機関」
 人間の生活と切り離せない「お金」。その「お金」にまつわる機関の中には、実は見学できる場所がたくさんあるのをご存知ですか? 見学可能な施設を紹介します。●造幣局さいたま支局 さいたま支局の工場では通常貨幣のほか、鑑賞用の貨幣や勲章の製造工程が見学できる。併設の「造幣さいたま博物館」では、古銭や記念貨幣、勲章なども展示されている。話題の貨幣形のお土産はマストバイアイテム。住所:埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-190-22時間:平日9:00〜16:30(入館は16:00まで)。毎月第3水曜休館。博物館は土日祝も開館。予約不要料金:無料●造幣局本局 造幣局本局の工場では、多くの勲章の製造を行っている。工場で貨幣の製造が見学できるほか、博物館では、和同開珎や古代の中国貨幣など、珍しい展示品を数多く見られる。住所:大阪府大阪市北区天満1-1-79●造幣局広島支局 造幣局広島支局では唯一貨幣の一貫製造が行われており、工場見学ですべての工程を見学できる。溶解・圧延工程は要チェック!(工場見学は現在休止中だが近日再開予定)。住所:広島県広島市佐伯区五日市中央6-3-1●東京証券取引所 案内付き見学ツアーでは、アニメのビデオ上映で株式について楽しく学んでから東証アローズの見学を開始。東証の象徴ともいえる直径17mのガラスシリンダーで覆われた「マーケットセンター」やチッカーの電光表示に感激!住所:東京都中央区日本橋兜町2-1時間:平日10:00〜、14:00〜。公式サイトより要予約。所要時間は約60分料金:無料●日本銀行本店本館 日本銀行券を発行する日本で唯一の中央銀行。明治から使われてきた中庭や旧役員室、地下金庫をガイドの案内付きで見学できる。近代建築の父といわれる建築家・辰野金吾による洋風建築の堅牢な構造も見どころ。住所:東京都中央区日本橋本石町2-1-1時間:平日11:00〜、15:15〜。公式サイトより要予約。所要時間は約60分料金:無料※データ部分は取材時のものです。今後変更になる場合があるため、公式サイトをご確認ください。価格は編集部調べです。取材・文/スペースリーブ 撮影/平林直己、玉井幹郎、深澤慎平※女性セブン2022年6月2日号
2022.05.24 07:00
女性セブン
中日・大野雄大のピッチング(時事通信フォト)
中日・大野雄大と阪神・青柳晃洋「100球で交代しない」エースの投げ合いの価値
 100球を超えても交代しないエース同士の投げ合いに痺れたファンも多かったのではないか。5月6日の中日対阪神戦で、中日の大野雄大が阪神打線を9回までパーフェクトピッチングで抑え、阪神の青柳晃洋も2安打無得点に抑える好投で延長戦に突入。大野は10回表2死から佐藤輝明に二塁打を浴びて完全試合を逃したが、4番の大山悠輔を打ち取ってスコアボードにゼロを並べる。その裏、中日は石川昂弥のサヨナラタイムリーで勝利した。 試合後のヒーローインタビューで、大野は立浪和義監督に延長10回に続投するか聞かれ、自ら志願してマウンドに上がったと明かした。プロ野球担当記者が話す。「2試合連続完全試合を目前にしてロッテの佐々木朗希が降板した後、ネットを見る限りでは『肩や肘を痛めるから投げなくていい』という風潮が大半に感じました。最近では、『せっかく大記録の可能性があるのにもったいない』という意見は『古い』などと批判されやすくなっている。日本は1つの価値観が形成されると、その考え方が常識のように捉えられてしまい、他の意見は耳を傾けられづらくなる。その中で、100球を超えていた大野が続投して10回を投げ切った。こういう起用法もまだあると見せた一戦になりました」(以下同) 佐々木朗希は21歳の成長途上であり、大野雄大は33歳で今が頑張り時という、年齢的な事情もあるだろう。「佐々木のように160キロを1試合通じて投げるピッチャーはこれまでいませんでしたし、まさに日本の宝です。だから、首脳陣には“もし怪我をさせたら何を言われるかわからない”というプレッシャーもあるように感じますね。本来、プロ野球はチームの勝利を目的としている中で、今はチームよりも個人が優先される場合も出てきた。もちろん、佐々木が完全試合の途中で降板したのも、9回に打たれる可能性を考慮した面もあるとは思いますが」 5月6日の中日対阪神戦では球数が100球に届いていなかったとはいえ、0対0の9回表、阪神の矢野燿大監督は青柳をそのまま打席に立たせ、10回も続投させた。「今はどの球団もルールで決められたかのように、100球前後で先発を降板させていますが、1球団くらいその慣例を破るチームがあってもいい。巨人の桑田真澄投手チーフコーチは先発135球完投を理想に掲げており、まだ現実的にはなっていませんが、このような現在の理論を覆すような指導者がいてもいいのでは。今年の低迷で、矢野監督は批判されていますが、青柳に続投させたことは評価されると思います。今の投手交代は規則的に変わるだけで面白みがないし、エース同士の投げ合いが2人の成長を促すこともありますから」 古くは巨人の堀内恒夫と阪神の江夏豊がライバル心を剥き出しにして投げ合っていた。1972年6月9日の阪神対巨人戦には通算99勝同士で先発し、堀内が完投勝利を収めた。昭和の後期には広島の大野豊と巨人の槙原寛己の投げ合いが見ものだった。1988年5月28日の広島対巨人戦は、9回まで両チームのスコアボードにゼロが並び、延長10回に勝呂博憲が大野からバックスクリーンに一発を放って、1対0で槙原に軍配が上がっている。「延長まで進んで、1対0で勝負の付く投手戦は見応えがありました。現在のような、なんでもかんでも100球で交代するという風習はプロ野球の魅力を奪っている側面もある。大野と青柳のエース同士の投げ合いを見て大満足の観客も多いでしょうし、これからの新たな見所となるかもしれません」 価値観の多様化が謳われながら、多数派の意見が出ると一方向に傾きがちになる中、9回を投げ終えた時点で100球を超えていた大野の続投志願は、現在のプロ野球の風潮に一石を投じたかもしれない。
2022.05.07 16:00
NEWSポストセブン

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