芸能

箏奏者・柿木原こうさん、始めた契機は『独眼竜政宗』

始めたきっかけは大河ドラマ

 日本の伝統音楽を継承する旗手たちには、若く麗しき女性も多い。十七絃箏(こと)と地歌三味線を弾き、海外でも公演を行う柿木原こうさん(36)が和楽器の魅力を語る。

 * * *
 箏を始めたきっかけは、大河ドラマ『独眼竜政宗』でした。愛姫役の桜田淳子さんが演奏する姿に憧れて、「やりたい!」と言ったみたいです。5歳にしては渋い趣味ですね(笑い)。

 箏の音色がすごく好きです。ピアノで弾くと退屈なフレーズも、箏だと魅力的に聞こえるほど一音一音に力のある楽器だと思っています。学生時代は弾くのが楽しすぎて、毎日10時間練習していました。やめたいと思ったことは一度もありません。

 唯一の難点は、見ての通りの大きさなので運搬が大変なこと。特に海外公演のときは、他の楽器が羨ましくなります(笑い)。

●かきのきはら・こう/1982年、東京都生まれ。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。5歳より生田流箏曲を学ぶ。箏のほか、十七絃箏と地歌三味線も演奏し、海外での公演も多数。茶道や書道、華道にも精通している。

5歳より生田流箏曲を学ぶ

■取材・文/曹宇鉉(HEW)、撮影/榎本壯三

※週刊ポスト2019年4月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
“くわまん”こと桑野信義さん
《大腸がん闘病の桑野信義》「なんでケツの穴を他人に診せなきゃいけないんだ!」戻れぬ3年前の後悔「もっと生きたい」
NEWSポストセブン
中森明菜
中森明菜、6年半の沈黙を破るファンイベントは「1公演7万8430円」 会場として有力視されるジャズクラブは近藤真彦と因縁
女性セブン
報道陣の問いかけには無言を貫いた水原被告(時事通信フォト)
《2021年に悪事が集中》水原一平「大谷翔平が大幅昇給したタイミングで“闇堕ち”」の新疑惑 エンゼルス入団当初から狙っていた「相棒のドル箱口座」
NEWSポストセブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン
稽古まわし姿で土俵に上がる宮城野親方(時事通信フォト)
尾車親方の“電撃退職”で“元横綱・白鵬”宮城野親方の早期復帰が浮上 稽古まわし姿で土俵に立ち続けるその心中は
週刊ポスト
大谷翔平の妻・真美子さんの役目とは
《大谷翔平の巨額通帳管理》重大任務が託されるのは真美子夫人か 日本人メジャーリーガーでは“妻が管理”のケースが多数
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者
【新宿タワマン刺殺】ストーカー・和久井学容疑者は 25歳被害女性の「ライブ配信」を監視していたのか
週刊ポスト
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
高橋一生と飯豊まりえ
《17歳差ゴールイン》高橋一生、飯豊まりえが結婚 「結婚願望ない」説を乗り越えた“特別な関係”
NEWSポストセブン