【2】北斗星ブルートレイン(2002年)
【名作プラレール・リアルな車両部門(2)】北斗星24系(筆者撮影)
2002年発売の「いっぱいつなごうブルートレインセット」で登場。JR東日本の北斗星の車両を再現しており、DD51機関車、電源車、B寝台車、ロビーカー、食堂車、A寝台車がある。側面はもちろんのこと、車両妻面(進行・後退する方向にある面)までリアルに再現されており、こちらも鉄道模型に劣らないともいえるほどの出来であろう。
各車両は屋根が開き、プラレールサイズの人形「プラキッズ」が載せられる構造となっている。プラキッズは2003年ごろ登場したもので現在までに様々な種類が販売されてきた。トイザらス限定発売の「いっぱいつなごう寝台車セット」にはDD51機関車に加え、EF81も付属しており、お得なセットであった。
【3】485系特急電車(2009年)
【名作プラレール・リアルな車両部門(3)】485系雷鳥(筆者撮影)
かつて全国を走り抜けたL特急の車両であるが、現存車両は残りわずかとなってしまった(展示車両は除く)。プラレールでは、何度も名前を変えながら様々なL特急車両が発売されてきた。プラレールの最初期から発売していたために、いつから生産されているのかは筆者にもわからない。筆者の記憶にあるのは、189系特急あさま、485系雷鳥初代、485系雷鳥2代目の3種類だけである。
今回紹介するのは485系雷鳥2代目。2009年に金型を変え、新しく生まれ変わったこの商品は、前面がとてもリアルになり、L特急の車両の特徴をしっかりとらえている。屋根周りのクーラーから、断面の丸みまで再現している。長期間発売されてきたL特急車両であったが、残念なことに、2018年に「パンダくろしお」と入れ替わりで廃盤となってしまった。ロングセラーで残っているのは165系東海型急行電車のみとなっている。ファンとしては、いつまでも残ってくれることを期待したい。