『ミシュランガイド2019』に掲載されたラーメン店主も、まさかカップラーメンを食べている!? ちょっと無謀なお願いにもかかわらず、協力してくれたのは名店揃い。ラーメン愛あふれる店主たちの“推し麺”が一挙勢揃い!
◆メンドコロKinari/ビブグルマン
店主の越川一彦さんは、フレンチからラーメン店へ転職した異例の経歴を持つ。店はカフェのような佇まいで、煮干しなどの魚介が効いた塩ラーメンが女性に大人気。おすすめのカップ麺を伺うと、「妻とよく食べるんですよ」と、照れ笑い。
「ふたりとも『佐野ラーメン』が大好きで栃木県までわざわざ食べに行きます。このカップ麺はご当地の味を上手に再現。あっさりスープに絡むちぢれ麺のバランスがきれいなんです」(越川さん)
そして、「ちょい足し」についても「梅肉はカップのふちに添えて、少しずつ混ぜながら味に変化を!」と語る。
【凄麺 佐野らーめん】227円/ヤマダイ
「佐野ラーメンの特徴である平打ち麺を見事に表現。すっきりした優しいスープには練り梅が相性抜群。酸味が加わり、爽やかに食べられます」。他にも喜多方、尾道などのご当地の味も。
住所:東京都中野区東中野1-51-4
◆ののくら 手打式超多加水麺/ビブグルマン
『ののくら』の売りは、つるっとコシがある加水率約55%の手打ち式麺。店主の白岩蔵人さんは、「ひとつの丼でコース料理を」をモットーに、渾身の一杯を生み出す。
「カップ麺の棚は必ずチェック。意外な組み合わせや今ブームの味を知ることができ、ラーメン作りのヒントになることも多いんです。だけど、カップ麺は“そば派”。仕事あがりに店で食べるのが至福の時。甘みの効いた和風だしにホッと癒されます」(白岩さん)
【日清のどん兵衛 鴨だしそば】194円/日清食品
「鴨の脂が効いたやや甘めのつゆが上品。うちは老鶏からとる丸鶏スープなので、同じ鶏系のだしなのも好み。日清さんは麺の出来がそばも高い。しっとりなめらかで美味」(白岩さん)
【THE和 わさびを利かせたおろし風そば】222円/エースコック
「そばをすすった時に、鼻に抜けるわさびの香りが爽やか。さりげない大根おろしの風味もいい。上品にまとまっています」(白岩さん)
住所:東京都葛飾区亀有3-11-11 マーベラス大協ビル1F
◆だしが命の塩らーめん ぎょぎょぎょ/ビブグルマン
煮干しや昆布、かつおやさばなど、魚介系の旨味を抽出しただしで勝負する大阪の雄。そんな店長の村井秀規さんが溺愛するのは、定番のシーフードヌードル。
「魚介だしが好きでこれが自分のラーメンの原点かも。8才の息子もこれが大好き。将来は彼もラーメン屋?(笑い)」
【明星 らーめん颯人監修 焦がし味噌】226円/明星食品
「同じ大阪のライバル店ですが、焦がしみその香りが高く、上手にバランスよくまとまっている」(村井さん)
しょうがや山椒がキリリと爽やかなアクセントに。
(※メーカー出荷は終了しました。)
住所:大阪府大阪市中央区南久宝寺町4-3-
※女性セブン2019年5月9・16日号