「子供をどう育ててきたかを話すことになるため、事前に親は、なぜ子供が犯行に加わったのか、親子でコミュニケーションは取れていたか、子供が同じ過ちを繰り返さぬよう何ができるか、などを考えておく必要があります。少年法では“改善・更生”に焦点が当てられます。罪を反省させつつ、子供が社会復帰できるように道筋を立てることが大切なんです」(堀井さん)
例えば、子供が学生なら学校に戻れるよう交渉したり、別の学校を探そう。地域的な繋がりで犯行に加わった場合は、悪縁を絶つために引っ越しも手だ。
親がこういったことをすべて手配した結果、掛け子で逮捕された未成年者が、不処分の次に処分が軽い「保護観察」に決まったケースもある。
逮捕直後は親も子も動揺するのは無理もない。しかし、現実に向き合って罪を償えばいい。親は子供以上に、更生への道を諦めてはいけないのだ。
※女性セブン2019年7月4日号