ライフ

大便の色で分かる病気リスク 真っ黒、真っ白は要注意サイン

色にも色々なサインが出ている(イラスト/ニシノアポロ)

 大便は、数々の病気リスクを伝える貴重な健康のバロメーターだが、「うんち博士」の異名をとる理化学研究所イノベーション推進センターの辨野(べんの)義己研究員によれば、最も健康的な便は「薄茶色」だという。

「大便が茶色くなるのは、胆汁が混ざっているからです。胆汁は肝臓で作られる黄褐色の液体で、十二指腸で脂肪を消化吸収する際に利用され、その一部が腸内で便と混ざりあって茶褐色の色をつける。

 胆汁は濃度が濃くなると、やや緑がかった色合いになるので、茶色から少し緑色ならおおむね正常。また、腸を通過する時間が長いほど色が濃くなっていくので、便秘しているとかなり濃い茶色になる」(辨野氏)

 茶色いはずの大便の色がさらに濃くなり、真っ黒でドロリとしたものが排泄されたら、要注意だ。

「これは大腸より上の消化器官、胃や十二指腸で出血している可能性がある。胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍の疑いがあります。イカ墨などを食べていないのに黒い便が出たら、すぐに専門医を受診してください」(同前)

 反対に大便が白っぽくなった時も、病気の危険性が潜んでいる。胆汁が正常に作用していない可能性があるからだ。大便研究の第一人者で、おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎氏がいう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン