「脂っこい食事を取りすぎると、脂肪を消化するために胆汁が過剰に消費され、便に混じる量が減少し、大便が白くなることがあります。
食生活を改善すれば元に戻りますが、見るからに真っ白な場合は注意が必要です。胆石や胆管がんが原因で胆管が詰まっている可能性がある。また、胆管は膵臓から出る膵管と合流しており、膵臓がんがその合流部分をふさいだために、胆汁が出なくなっている可能性も考えられます」(大竹氏)
膵臓がんや胆管がんは自覚症状が出にくいため、発見された時には手遅れというケースも多い。真っ白の大便は、早期発見につながる貴重なサインなのだ。
※週刊ポスト2019年7月5日号