【表】砂糖の種類別、ショ糖の含有量を表した表
毎日食べていても、人工甘味料は砂糖と比べて太らないと思っている人もいるかもしれない。だが、それは大きな誤りだ。團さんは、「人工甘味料にも肥満のリスクがある」と話す。
「海外では、砂糖だけでなく人工甘味料もインスリンの分泌を増やすといわれています。インスリンは、血糖をコントロールする役割がある一方で、肥満因子でもある。つまり、インスリンの分泌が多いほど、太りやすいのです。『人工甘味料なら大丈夫』と思い込んで、人工甘味料入りの食品や飲み物をダラダラと摂取し続けていると、インスリンもダラダラと分泌され続け、肥満につながります」
人工甘味料は、ものによってはさらに恐ろしい病気になるリスクもある。食品ジャーナリストの郡司和夫さんが指摘する。
「アスパルテーム、アセスルファムカリウム、スクラロースは、人工甘味料の中でも危険度が高い“負の御三家”。脳機能障害、発がん性物質、うつ病などになる危険があります」
昔ながらの砂糖にとどまらず、糖類が多種多様化した現在、人体になくてはならない栄養素だからこそ、賢く選んで上手に生活に取り入れたい。
※女性セブン2019年8月22・29日号