国際情報

中国の学生4542人にセクハラ調査、23%が教員から被害

歴史ある銭湯が危機に

名門大学でセクハラが横行

 中国の名門大学のひとつ、南京大学で学生に対するセクハラ被害調査が行われ、教員からセクハラを受けた経験を持つ学生は全体の4分の1弱の23%で、キャンパスでセクハラ被害があると認識している学生は全体の4分の3に上っていることが明らかにされた。中国の大学で、学生を対象にしたセクハラ被害調査が行われ、公表されるのは初めて。

 中国ではやはり名門大学の北京大学や人民大学などでも女子学生へのセクハラ被害が明らかになっており、教員によるたび重なるセクハラに自殺に追い込まれた被害者も出ているなど、キャンパス内でのセクハラ被害は深刻なことがうかがわれる。中国中央テレビ局(CCTV)が報じた。

 調査は昨年5月、セクハラ被害防止を訴える非政府機関(NGO)にCCTVが協力して、南京大学の学生1371人に対してアンケート調査の形式で実施された。

 それによると、女子学生の16%がセクハラ被害を受けており、そのうち、加害者の3分の1が知り合いの男子学生だったが、他の3分の1は全く知らない男だったという。

 教員による被害が多かったのは文学部や経済学部の学生で、そのうちの被害女性は教授に音楽用の防音室に来るように言われ、暴行を受けたという。

 セクハラ被害を受けた学生に対する大学側の対応については、30%の学生が大学の事務局によって満足のいく措置をとってもらった。一方、残りの70%は訴えを無視されたり、「黙っていろ」と脅されたり、「被害に合わないように気を付けなさい」と諭されたりで、満足な対応はとってもらっていないという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
乱戦の東京15区補選を制した酒井菜摘候補(撮影:小川裕夫)
東京15区で注目を浴びた選挙「妨害」 果たして、公職選挙法改正で取り締まるべきなのか
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
成田きんさんの息子・幸男さん
【きんさん・ぎんさん】成田きんさんの息子・幸男さんは93歳 長寿の秘訣は「洒落っ気、色っ気、食いっ気です」
週刊ポスト