とはいえ、残念ながら世界的な潮流を変えることはできない。東京モーターショー側が変化するしか対応策はないだろう。
変化への意気込みが感じられる内容もなくはない。例えば、メガウェブ会場で開催される「FUTURE EXPO」は、NTTやパナソニック、NEC、富士通といった自動車メーカーとは違った企業による先進テクノロジーとサービスの展示だ。他にキッザニアとのコラボや、eスポーツの開催も予定されている。クルマだけではなく、日本全体の技術やサービスをアピールする展示になる。こうした新しい取り組みを増やすことで、東京モーターショー復活の可能性はあるかもしれない。
東京モーターショーに行けば、なにか未来が見える──。そういったショーになることができれば、新たな価値も生まれるのではないだろうか。