国際情報

FedExのパイロットが中国で拘束 ファーウェイ事件の報復か

ファーウェイ絡みの騒動は終わらない

 米物流大手FedEx(フェデックス)の男性パイロットが中国広東省で、当局によって一時拘束された。すぐに保釈されたものの、捜査が終了するまで中国内に留まらざるを得なくなり、事実上の軟禁状態になっていることが明らかになった。フェデックスについては今年5月、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)が日本から中国に送付するつもりだった文書を誤って米国に送ったことから、中国当局の同社への対応が厳しくなっていた。

 また、これ以前に、ファーウェイの孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)が米政府の要請でカナダで逮捕されたこともあり(現在は保釈中)今回のフェデックスのパイロットも孟氏拘束の報復として人質状態に置かれているとの見方が浮上している。香港の英字紙『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』が報じた。

 このパイロットは元米空軍大佐で、香港在住のトッド・ホーン氏、9月12日、フェデックスのハブ拠点である広州市の白雲国際空港で、威力の弱いエアガンで使用する非金属性の弾丸がバッグに入っていたことから、身柄を拘束され、取り調べを受けたという。その後、保釈されたが、取り調べが終わるまで、中国領内から出ることを禁じられている。

 フェデックスは米国の物流最大手で、220以上の国と地域をカバーし、海外への書類、小荷物などの宅配便及び重量貨物向けの国際輸送サービスを提供する世界最大の航空貨物輸送会社。中国でのサービスは1984年から行っている。

関連キーワード

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン
現場は246号線からすぐの場所だった
「マンションを出たら血溜まりが見えて…」世田谷・韓国籍40代女性切りつけ事件、近隣住民が証言 閑静な住宅街で“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
オリエンタルラジオの藤森慎吾
《オリラジ・藤森慎吾が結婚相手を披露》かつてはハイレグ姿でグラビアデビューの新妻、ふたりを結んだ「美ボディ」と「健康志向」
NEWSポストセブン
川崎、阿部、浅井、小林
〈トリプルボギー不倫騒動〉渦中のプロ2人が“復活劇”も最終日にあわやのニアミス
NEWSポストセブン
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン
24時間テレビで共演する浜辺美波と永瀬廉(公式サイトより)
《お泊り報道で話題》24時間テレビで共演永瀬廉との“距離感”に注目集まる…浜辺美波が放送前日に投稿していた“配慮の一文”
NEWSポストセブン