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江戸時代に「大山詣り」で隆盛した信仰の地・伊勢原の見所

大山詣りで賑わう伊勢原駅

 神奈川県のほぼ中央に位置する伊勢原市。小田急線の「伊勢原」駅を少し離れると雄大な自然に囲まれる。なかでも丹沢大山国定公園内の大山は、よく雨が降ることから別名「雨降山(あめふりやま)」と呼ばれ、古くから霊山として信仰の対象とされてきた。江戸時代には職人たちが巨大な木太刀を江戸から担いで運び、奉納と山頂を目指す「大山詣り」が流行。2015年度に文化庁の「日本遺産」に認定された。現在も「先導師」の文化が残り、数多くの宿坊がある。小田急線で新宿駅から快速急行で最短54分の「伊勢原」の見どころを紹介しよう。

●大山阿夫利神社 神奈川県伊勢原市大山355(社務局)

大山阿夫利神社は眺望良好

創建は2200年以上前と言われる

オリジナル御朱印帳も

 2200年以上も前、第10代崇神天皇の代に創建されたと伝えられる。大山ケーブルカーの阿夫利神社駅からすぐ、標高700メートルの中腹に下社があり、相模湾に浮かぶ江の島や三浦半島を一望できる。本社は本格的な登山道を90分登った標高1252メートルの山頂にある。神社オリジナルの御朱印帳も。

●大山ケーブルカー

山麓と山上を結ぶ

 山麓の大山ケーブル駅から中腹の大山寺駅を経て、山上の阿夫利神社駅を往復する(大人片道640円)。美しい緑のトンネルに囲まれながら急斜面をゆっくりと移動。大山ケーブル駅へは伊勢原駅北口からバスで約30分、終点・大山ケーブルで下車後、「こま参道」を15分歩く。

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