芸能

ノーサイド・ゲーム出演の市川右近、学校生活と歌舞伎へ思い

歌舞伎界のニュープリンス!

 ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(7~9月放送、TBS系)で、主人公・君嶋隼人の長男、博人役を演じた市川右近くん(9才)。“あの演技の上手な子役は誰!?”と一躍注目を集めたが、実は歌舞伎役者・市川右團次の長男で、ドラマへの出演は初めてだったという。

「放送は家で見ていたけど、恥ずかしかったです。学校のお友達にも『ドラマ見たよ』って言われたし、今でも声をかけられます。セリフを覚えるのは大丈夫だったんですけど、1話では『…』という何も言わないシーンがいっぱいあって、顔だけで演技するのが難しくて。あと、歌舞伎とは違って、カメラが3台くらいあったので緊張しました」

 セリフ覚えは得意という右近くん。その記憶力は、学校の勉強にも生かせるのでは…と思いきや、「セリフとは違うので…」と小さく首を振ってはにかむ。

学校ではみんなを笑わせるタイプで、「休み時間はボール遊びをよくやっています」と話す様子は小学生らしいが、歌舞伎の話になると凜とした表情に。現在は、『スーパー歌舞伎II 新版オグリ』(25日まで、新橋演舞場)の舞台に立っている。

「ドラマではいじめられる役だったんですけど、『オグリ』では本当はいじめたくないけど、仲間外れが怖いからいじめちゃう役を演じています。最後のカーテンコールの踊りがおもしろいので、そこが特に見どころ。舞台に出るのは緊張しないけど、学校の授業で発表する方が緊張します(笑い)」

着物姿も板についている

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