国内

桜を見る会、招待状偽造疑惑のキャバ嬢が語っていた「経緯」

伝説のキャバ嬢は招待されていたのか(時事通信フォト)

伝説のキャバ嬢は招待されていたのか(時事通信フォト)

 安倍首相主催の「桜を見る会」をめぐる問題は政界だけでなく、芸能界など各方面に飛び火している。参加した芸能人の選定基準の不透明さなどが取り沙汰されているのだ。そんななか『FLASH』(12月3日号)が〈「桜を見る会」偽造招待状で参加した「お水の女王」〉と題した記事で、有名キャバクラ嬢の小川えり氏(32)が「偽造招待状で出席した」と報じた。小川氏は名古屋の老舗キャバクラに在籍し、「2日で1億円以上を売り上げた」という“伝説のキャバ嬢”だ。

 記事のなかでは招待状の偽造を手伝ったと語る人物が、「別人宛の招待状の封筒を手に入れて、もとの宛名を修正液で消し、彼女の本名を印刷した紙を貼りつけた」などと証言している。

 実は昨年、桜を見る会が開催される直前、本誌・週刊ポストは彼女が桜を見る会に参加する予定であるとの情報を入手し、本人に直撃。当時、小川氏はこのように主張していた。

〈──どういう経緯で招待されたのですか?

「実は私もよく分かっていないのです。友人から“総理の『桜を見る会』に招待されるかもしれないから”と言われて住所を教えたら、しばらく経って案内状が届いたので驚きました。その友人は政府関係者か? いえ、その人の素性もよく知らない(笑い)」

──昭恵夫人と面識があったり?

「安倍総理や昭恵夫人とは会ったことはありません。水商売では納税とかにルーズな人もいるけど、私はこう見えて税金をきっちり払っているんです。かなりの額の。色恋も枕営業もしませんし、とにかくクリーンなところが良かったのでしょうか(笑い)」〉

 今回、「桜を見る会」の招待客の人選について疑惑が持ち上がってから再び招待の経緯を聞こうと本人の携帯に連絡をとったが、電話がつながることはなかった(小川氏の所属事務所は『FLASH』の取材に「昨年の『桜を見る会』に、小川は参加しておりません。併せまして、偽造の事実もございません」と回答)。

 すでに名簿は廃棄処分されているから“伝説のキャバ嬢”が本当に招待されていたかどうかは定かではないが、彼女の昨年の言葉は真実だったのだろうか。

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン