3週連続優勝の快挙を成し遂げた鈴木愛
2人のライバル関係はまだまだ続く。東京五輪の代表枠は基本的に2人で、世界ランク5位の畑岡奈紗(20)を追って、同12位の渋野と同17位の鈴木が競い合う状況だ。
「鈴木は渋野と違って闘志をむき出しにするタイプで、“東京五輪の代表は自分だ”と周囲に明言している。もちろん、自信を裏打ちする実力もある。渋野はアプローチに課題があるが、鈴木はパーオンできなかったホールをパー以下にする『リカバリー率』が申ジエに続く2位(渋野は12位)。シブコ人気で“茨の道”は続くが、安定感抜群のプレーでそれを覆せるかが注目です」(前出・ツアー関係者)
五輪代表選手が決まる来年6月末まで、2人のつばぜり合いは続く。
※週刊ポスト2019年12月13日号