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最高の「初日の出」を撮るための写真撮影テクニック

城南島海浜公園キャンプ場からの光景(写真/神吉猛)

 まもなく「令和最初の初日の出」を拝める日がやってくる。初日の出を撮影する上で最も大切なのは、自分だけのオリジナル写真を撮ることに尽きる。風景写真家の神吉猛氏が言う。

「今ここでしか撮れない写真になるよう心がけること。たとえば、浮かぶ雲や建物、対岸の景色を入れるのもいいでしょう。家族が一緒なら、後ろ姿を写し込むと記念になります。太陽の光は強いので、画面中央に入れるとフレアを起こしにくいが、構図として面白くありません。画面の端に入れると、光の存在感を描きやすくなります」

 マニュアルモードで撮影するのもオススメだ。

「ホワイトバランスをカメラ任せにせず太陽光に合わせると、朝日を赤く演出できる。焦点距離の長いレンズを使う場合、手ブレを防ぐためにシャッタースピードを速くするのがコツです」

 想像以上に冷えるので、しっかりと防寒対策をしたい。カメラの扱いにも注意が必要だ。

「寒いとバッテリーの持ちが悪くなるのでフル充電で。屋外で冷えたカメラをそのまま室内に入れると結露するので、タオルなどで包んで急激な温度変化に気をつけましょう」(神吉氏)

芝浦ふ頭駅から徒歩10分の公園からの初日の出(写真/佐藤哲郎)

◆取材・文/戸田梨恵

※週刊ポスト2020年1月3・10日号

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