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栄養相殺のNGな食べ合わせ 納豆×生卵、大豆×ひじきなど

納豆は食べ合わせによって栄養を相殺してしまうことも

 色々な食べ物をバランスよく、一緒に食べるのがよい。そんなふうに思っていないだろうか。しかし、お馴染みの食べ合わせに潜む“大きな落とし穴”が。せっかくバランスのいい食事を心がけても、栄養素の吸収を阻害したり、健康を害することも。知っておきたい食べ合わせNGの組み合わせを紹介する。

※監修/白澤卓二さん(白澤抗加齢医学研究所所長、医学博士)

◆納豆×生卵

納豆に含まれる皮膚や粘膜を維持して美肌を作る栄養素・ビオチンは、生卵の卵白にあるたんぱく質・アビジンと結合すると、体内に吸収されにくくなる。納豆にのせるなら卵黄のみに。

◆トマト×きゅうり

きゅうりに含まれる酵素・アスコルビナーゼが、トマトのビタミンCを破壊。ただしアスコルビナーゼは熱や酸に弱い。炒めものや酢のもの、漬けものなど、調理して食べるとよい。

◆大豆×ひじき

大豆サポニンは、腸に働きかけ、脂質を洗い流して排泄を促す効果があるが、食物繊維が豊富なひじきと合わせると、相乗効果で腸を過剰に刺激し、下痢になることがある。

◆ちりめんじゃこ×大根おろし

生の大根に含まれるリジンインヒビターという抗体が、ちりめんじゃこに含有の細胞を修復する必須アミノ酸・リジンの吸収を妨げる。

◆ぎんなん×日本酒

アルコール代謝にはビタミンB群が必要だが、ぎんなんのメチルピリドキシンが、ニキビを減らして美肌を作るビタミンB6の働きを妨げてしまう。

◆きゅうり×ビール

きゅうりに含まれるカリウムは、体内に溜まった塩分や水分を排出してくれる。新陳代謝を活発にするビールと一緒に摂取すると利尿作用が高まりすぎ、脱水症状のリスクが。

※女性セブン2020年1月16・23日号

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