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2020.01.29 16:00  週刊ポスト

【岩瀬達哉氏書評】スノーデン氏の隠密活動暴露に至る軌跡

 なぜ、スノーデンは「アメリカ政府の隠密活動」を暴露したのか。彼が綴る心の軌跡からは、メインストリームから外れていた者にだけ見える現実があった。大義を振りかざすだけで、良心がマヒした組織エリートたちの自己欺瞞である。告発の原動力となったのは、「時の権力を否定して、自分の良心の命ずるままに原理に基づいて反逆する権利」をうたった母国アメリカの「独立宣言」だった。

 真実を語った代償は高くついた。だがその選択のおかげで、大量監視システムのもとに縛られるグローバル社会のあるべき姿について、議論の材料を得ることができた。

※週刊ポスト2020年2月7日号

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