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「町内会」「檀家」「社友会」 憂鬱だったら辞めてしまおう

元銀行マンの作家・江上剛氏が「人付き合い術」を語る(写真/共同通信社)

 定年後、特に続ける意義を感じないが、辞めたら面倒になりそうだからなんとなく続けている──。そんなコミュニティーがいくつもあるが、そのわかりやすい例が町内会だ。

「再来年あたり、町内会で『交通安全担当』の役職が回ってきそうなんです。朝夕と地元小学生の通学の見守りをする役割ですが、子供の相手をするのが苦手で、拒否できるかどうかもわからず憂鬱です」(60代男性)

『“町内会”は義務ですか?』の著者でライターの紙屋高雪氏が語る。

「一般的な町内会では、数年に1度、役職を担当します。強制的な姿勢で加入を求められる地域もありますが、町内会は任意加入の団体なので、拒否することもできる。途中でも『辞めます』と通告すれば退会できます」

 ご近所付き合いは続くので退会に躊躇する人は多い。紙屋氏は波風を立てない方法はあると言う。

「通告した直後は多少ギスギスするかもしれませんが、その後マナーを守って暮らしていれば、不利益はなくなるはずです。

 日ごろの挨拶は行なう。特にゴミ出しには細心の注意を払ったほうがいいでしょう。一部の町内会では、マナーが悪い住民のゴミを回収しないなどの嫌がらせをするケースもあります」(紙屋氏)

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