「僕はOB会や社友会には参加しません。立食パーティ形式で現職の頭取も出てきますが、我々にとってはただの後輩(笑い)。そんな人に経済状況などのご高説を聞かされても楽しくもない。定年退職しても職場の上下関係を継続するのは、人によっては辛いはずです」
かつての上司から誘われても「用事があるので」と断わればいいという。
「出世していてOB会でチヤホヤされるのが好きな人や、OB会の人脈を使って再就職を考えている人は出席するといい。そうでない人は、何度も断わっているとそのうち忘れられた存在になります。過去の組織の中で忘れられるというのは、それはそれで勝手が良いような気がします」(江上氏)
縁を切るか切らないかは、あなた次第なのだ。
※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号