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家族に「受けさせたい」「受けさせたくない」検査 医師の本音

医師は健康診断をどう考えているのか(時事通信フォト)

 きちんと検査を受けていれば健康で長生き──というのは思い込みなのかもしれない。本誌・週刊ポストが現役医師20人へ12のアンケート調査を実施、その中から5つの調査結果を紹介する。“医師の本音”の中から浮かび上がってきた検査の必要性とは?

【Q】胸部X線検査(レントゲン)には、やる意味があると思いますか?

「胸部X線検査」(別掲グラフQ8)は、「それなりに意味がある」が半数で最多だったが、「あまり意味がない」「まったく意味がない」もそれぞれ15%いた。

「結核チェックのために絶対必要」(二本松眼科病院の平松類医師)という声の一方で、「小さな肺がんや結核はなかなか見つからない。CT検査のほうが確実」(柴田内科・消化器科クリニック院長の柴田実医師)という意見も見られた。

【Q】40歳以上の特定健診(メタボ健診)に意味があると思いますか?

 メタボ健診(別掲Q9)に対しては、75%が「意味がある」との考えだ。

「特に40歳以上で家族に病歴がある人にとっては、血液検査などで自分の変化を知ることは、健康を維持するためにとても重要です」(医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医師)

「中高年以上になるとコレステロールや血糖値など、なんらかの異常が出てくる。それを知るだけで気構えが変わり生活習慣に注意を払うようになるので、動機付けとして意味がある」(柴田医師)

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