国内

コロナで総理は嘘をつき政権は税金ドロボー 今こそさよならを

その言葉は国民に届いたか(写真/EPA=時事)

 新型コロナの感染拡大が始まって緊急事態宣言が出され、全面解除されるまで、安倍晋三首相は8回の記者会見を開き、直接、国民に語りかけた。

 だが、その言葉は常に空虚で国民には響かない。自粛であらゆる業種は経営危機に瀕し、長い耐乏生活を強いられた。

「その苦しみは痛いほど分かっています」「断腸の思い」「歯を食いしばって耐え抜く」

 役人の作文を棒読みする口調からは、国民の痛みへの共感は見られない。

「空前絶後の規模、世界最大の対策」によって「世界で最も手厚い助成金」を配るとも聞かされた。言葉は踊るが、お金はまだ国民には届かない。

 コロナ対策の遅れを問われたとき、あるいは自粛下の黒川弘務・元検事長の賭け麻雀辞任で国民の怒りを買ったとき、この総理はびっくりするほど簡単に「責任」を口にした。

「総理大臣として当然、責任はある」

 でも、反省の素振りはない。その言葉は政府の判断や官僚の行為の最終責任は行政の長である首相にあるという「制度上の責任」を説明しているだけで、自身の責任を感じているわけではないからだ。だから、身内の昭恵夫人の花見や旅行が発覚すると、「公園の花見ではなかった」「3密ではない」と言を左右にして責任を逃れようとした。

関連キーワード

関連記事

トピックス

死亡が確認されたシャニさん(SNSより)
《暴徒に唾を吐きかけられ…》ハマスに半裸で連行された22歳女性の母親が“残虐動画の拡散”を意義深く感じた「悲しい理由」
NEWSポストセブン
お騒がせアイドルとして人気を博した榎本加奈子
《略奪婚から20年》43歳の榎本加奈子「爆弾発言アイドル」から敏腕社長に転身「人気スープカレー店売却」で次に狙う“夫婦念願の夢”
NEWSポストセブン
被害者の渡邉華蓮さん
《関西外大の女子大生を刺殺》「自宅前で出待ちされて悩んでいた」殺害された女性宅周辺で目撃されていた「怪しい男」抵抗されながら刺し続けた交際相手の強い殺意
NEWSポストセブン
所属事務所は不倫を否定(時事通信フォト)
《星野源と新垣結衣が完全否定》「ネカフェ生活」NHK・林田理沙アナとの疑惑拡散の背景「事務所が異例の高速対応」をした理由
NEWSポストセブン
退所を発表した松本潤
【松本潤が独立】7月から野田秀樹氏が手がける舞台に出演、ロンドンでも上演 舞台初共演の長澤まさみの“凄み”に刺激を受ける
女性セブン
2018年8月に本誌の取材を受けた際も“ねじねじ”だった(撮影/小暮誠)
急逝・中尾彬さん 萬田久子、名取裕子、由美かおる、安達祐実らとの「美女対談」で際立っていた博覧強記
週刊ポスト
7月のイベントでファンの前に姿を見せる中森明菜(YouTubeより)
《7月のイベントで完全復帰へ》中森明菜、SNS時代にささやかれる不安要素 「陽」の聖子と比較して「陰」と評された歌姫は再びかがやくことができるのか
NEWSポストセブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
大谷翔平、始球式サプライズに「なんてナイスガイなんだ」と全米絶賛 幻となった“真美子夫人の始球式”は7月以降に実現の可能性
女性セブン
9月の誕生日で成年を迎えられる(4月、東京・町田市。写真/JMPA)
【悠仁さまの大学進学】幼稚園と高校は“別枠”で合格、受験競争を勝ち抜いた経験はゼロ 紀子さまが切望する「東京大学」は推薦枠拡大を検討中
女性セブン
杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
5月に入り病状が急変し、帰らぬ人となった中尾彬さん
【中尾彬さん逝去】数か月体調優れず、5月に入って容体が急変 葬儀は近親者のみ、妻・池波志乃さんは憔悴しながらも参列者に感謝
女性セブン
亡くなったシャニさん
《7か月を経て…》ハマスに半裸で連行された22歳女性が無言の帰宅、公表された最期の姿「遺体の状態は良好」「肌もタトゥーもきれいに見える」
NEWSポストセブン