私のお給料では、そんなにシャンパンをポンポン開けたり、高いボトルを卸したりはできないけど、1回10万円いかないくらいを目処に、とにかくたくさん通えるよう頑張った。

 ホストは売り上げだけじゃなく『指名本数』という何回指名されたかを競う成績もあるんです。担当から『オレのために頑張ってくれてありがとう。こういう大変なときに助けてくれるのが“本当の姫”なんだよ』と言われたときは、涙が出ました。感染することは怖くありません。感染も厭わないという覚悟を持って担当に会いに行っていますから」

 前出のホストクラブ関係者が言う。

「コロナでむしろ、売り上げが上がった店舗もあります。女性客が通常時よりも頑張り、開店以来の収益があったそうです」

「私がこの人をスターにする」

「ホストに通い続ける女性の気持ちは痛いほどわかる」と話すのは、元タレントで、今はユーチューバーとして活動する坂口杏里(29)だ。

 一時はホストクラブ通いで1000万円以上の借金を作り、その返済のためにAVデビューしたとも報じられた。

「私も一時期、ホストにハマっていました。カレ(ホスト)には出会ってすぐ一目ぼれ。初めての恋でした。カレのいる店には週に6回通い、ひと月で数百万は使っていたと思う。バースデーイベントでは、一晩で2000万円使いました。でも、カレに対する気持ちは『彼氏にしたい!』というものではなく『私がこの人をスターに育てる』という気持ちです。

 この状況下で行って、もし私が感染して倒れたら、推しのホストも倒れちゃう。だから、私は店には行きません。でもリスクを負ってでも応援したい気持ちは、すごくよくわかります」

 今宵も店内では“濃厚接触”が繰り広げられている。

※週刊ポスト2020年6月26日号

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