2017年にはクライマックスシリーズでシーズン1位の広島を破り、日本シリーズに進出。8番に投手を入れたり、投手のウィーランドを代打で起用して成功させたりするなど、“ラミレスマジック”を称えられた時もあった。
「ラミレス監督は本当に自分の思うままに采配を振るっている。日本人監督なら、投手の井納や平良に強行の指示を出したくても、『投手にバントさせなかったら評論家やファンに叩かれる』と考え、躊躇してしまう。その意味では、ポリシーを曲げない監督とも言えます。
常識外の作戦がハマっている時はいいですが、外野の声は別としても、コーチや選手が全員疑問に思うような采配で失敗すると、チームがバラバラになりかねない。首脳陣の中に、ラミレス監督に直言できる人物がいないのではないでしょうか。裏を返せば、意見を言いづらい空気を監督自身が作り出してしまっているのかもしれない。Bクラスに転落した2018年オフには、もっとコーチの意見に耳を傾けると話していましたが、残念ながら現状はそうなっていないように見えます」
シーズンはまだ序盤。ここから軌道修正を図れるか。