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【アメリカ発】塹壕に潜んで反撃を待つ保守派有権者たち

まだまだ意気軒高なトランプ陣営(AFP=時事)

 最近のケイトー研究所の世論調査では、アメリカ人の62%が自分の政治的見解を表明することを恐れていることが示された。この中には保守派の77%が含まれているが、リベラル派と強力なリベラル派の平均は47%である。これは驚くべき差だ。リベラル派で政治的見解を表明することを恐れている人は半分以下である一方で、保守派では4分の3以上がそれを恐れているのだ。

 全米で多くの市民や首長が黒人の人権運動を支持しているときには、どんな形であれ、その流れに抗することは難しい。今はトランプ支持を表明しない、世論調査に参加しない、あるいは世論調査の回答を変えることで、自分の真のスタンスを隠すことが最も安全な選択肢となる。

 これは、左派が保守有権者を萎縮させ、あきらめさせたということを意味するだろうか。それはあり得ない。たとえるなら、保守派の有権者は塹壕で戦っている兵士のようなものだ。銃弾飛び交うその場所で、塹壕から顔を出すのは得策ではない。敵の銃撃が止むまでは、頭を低くして塹壕の中にいるのが最も安全なのである。上記のような種々の調査を見ると、そうしてうずくまっている保守派や穏健派は少なくない。まだ多くの軍隊が反撃の時を待って潜んでいるのである。11月3日(大統領選挙投票日)はそう遠い日ではない。

(この記事は「American Thinker」の許諾のもと同サイトの記事を翻訳・要約したものです)
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