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昔の子供と今の子供、「夏休み」はこんなに変化した

●イマドキ子供たちは昆虫採集も「ツアー」で

 最近の子供たちの「自由研究」は大きく様変わりしている。もちろん今の大人たちが提出してきたような工作を出す子供たちも多いが、市販の「自由研究キット」を使う子供が増えた。例えば「ビタミンCを調べる」キットでは、検出薬の粉やスポイトが入っていて、レモンなどを買ってくればあっという間に実験ができる。ご丁寧に「レポートの作り方見本」まで入っているから、“手書きでコピペ”すれば自由研究の完成というわけだ。

 プログラミングをしてUSBメモリーで提出する子供たちも増えている。昔ながらの昆虫採集にしても、虫採りに縁遠い子供のための「昆虫採集ツアー」が開催されるようになった。

 学習面では相変わらずドリルや日記などが課題として出されるケースが多く、夏休み終盤に慌てて“過去の日記”をつける子供もいるが、天気についてはインターネットで「東京 7月22日 天気」などと検索すれば一瞬で過去の天気がわかるようになった。もう図書館で過去の新聞をめくって天気予報を見る必要はないのだ。

 リスや鳥の世話は、先生が行う学校が増えた。今年はプール開放も中止した学校が多い。ラジオ体操も多くの地域で中止になっている。

 コロナの影響以前に、夏休みの日数自体が減っていたケースもある。人気マンガ『ドラゴン桜』の指南役として知られる、教育評論家の親野智可等(おやの・ちから)氏が語る。

「かつての夏休みは40日ほどありましたが、ここ10年ほどは35日、そして30日ほどとだんだん短くしている小中学校が増えています。背景には、“脱ゆとり教育”があります。かつては土曜授業が当たり前でしたが、今は土曜が休みの週5日制。登校日数を減らしたにもかかわらず、詰め込み教育が復活したことによって学校で扱う内容が激増したために、夏休みを削らざるを得なくなったのです」

 40日間のうち35日間を遊び倒して、最後の5日で宿題をこなすという“夏休みの風物詩”は過去のものになったようだ。

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