「筋肉量を増やしたことでスイングが窮屈になるなど、オフの取り組みがうまくいかず、スイングの見直しが必要な状態でしょう。そうしたなか、いきなりスパイクレスを使った判断には疑問が残ります。
リンクスは比較的平坦とはいえ、コブやマウンドなど起伏は数多くある。足はゴルフの基本。大地に根を張るようなグリップ感が必要で、プロは鋲がついたシューズで勝負するのが常識です。バンカーの失敗や空振りもスパイクレスの影響があったかもしれない。練習ラウンドで試しただけのシューズをいきなりメジャーで使うのも不可思議。プレーへの迷いの現われではないか」
ナイキに確認すると、「製品についてはHP等で公表している情報の通りです」との答え。ゴルフ界に“厚底ブーム”がやってくるのは、まだ先になりそうだ。
※週刊ポスト2020年9月11日号