もう一度言うが、スポーツを「考えながら」観戦するのが好きでないなら、野球はあなたには向かない。しかし、もしあなたがそれを好きだというなら……ああ、グレッグ・マダックスの76球での9イニング完投、ホワイティ・フォードの13安打されながらの完封、ロッド・カルーの絶対にアウトにできないセーフティバント、巧妙にランナーをおびきだす外野手の策略、完璧に投げられたスライダーがコーナーを低くかすめてボールゾーンに落ちていく美しさ。そうした一つ一つのプレーがファンの記憶に残り、熱烈な野球オタクを生んでいく。彼らは、ただ激しいアクションだけを好むスポーツファンたちの、はるか頭上を飛び越えていく。
必ずしも、甘やかされたリッチなガキども(メジャー選手たち)のプレーを見る必要はない。地元の野球場で良い試合を見ることはできる。ちょっとした下調べは必要だが、自由にプレーし、政治的に誰かを傷つけたりすることもないリーグはどこにでもある。私が育ったカンザスシティにも、若い世代の良いリーグがあった。そういうところでひいきのチームを見つけ、心ゆくまで野球を楽しめばいいのだ。
(この記事は「American Thinker」の許諾のもと同サイトの記事を翻訳・要約したものです)
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