初心者にはスマホのカメラでも充分、撮影の醍醐味が味わえるという。
「最近のスマホカメラは高機能。マクロレンズで撮るような接写や絞りの調節機能もほとんどの機種についています。まずは行く先々で出合った物や風景を、どんどん写してみてください。撮った後でトリミング(表示範囲の調整)をして構図を整えたり、色調や明るさの調整もできます。気軽に撮ってシャッターチャンスを逃さないコツをつかむことです」
スマホで撮った画像は四つ切サイズ(A4くらい)程度の引き伸ばしにも堪え、コンテストへの出品もできるという。
「高齢になると昔話が抽象的になりがちですが、写真を見ると、具体的な記憶がよみがえります。これも写真の力。諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授の実験では、自分が撮った思い出の写真を見るとストレスが軽減することもわかっています。よい写真を撮ってアルバムやデジタルフォトフレームなどに入れ、いつでも見られるようにしておくのがおすすめです」
※女性セブン2020年9月17日号