ライフ

子供やペットをかわいく撮るコツ カメラを下げ、同じ視線に

ペットは同じ目線で撮影するのがコツ (写真/フォトカルチャー倶楽部)

 スマホの普及により、非常に身近になった写真撮影。時に写真は目で見る以上に美しく、魅力的な世界を見せてくれることもある。フォトエディターの板見浩史さんはこう話す。

「たとえば、被写体を大きく写せるマクロレンズで花を撮ると、繊細な雌しべや雄しべの姿が美しく写し出されます。また、絞りと呼ばれるF値を調節すると、背景をぼかして強調したい部分にピントが合う印象的な写真が撮れます。単に風景を切り取るだけでなく、自分が表現したい、人に見せたい写真が撮れる。するとどんどん楽しくなり、見慣れた風景や道端の花にも目が留まるようになります」

 板見さんが審査員を務める写真コンテストなどで、人気のテーマは“祭り”だという。

「やはり、人は人間に興味があるんです。いまは他人を撮るのが難しいご時世ですが、祭りだけは例外。みんなが盛り上がって、すべての人が主役。高揚した雰囲気の中に自分も入り込み、気持ちを高めながら撮ると本当に楽しいのです。それが写真にも表れる。撮影後“ストレスが解消した!”という人も多いです」(板見さん・以下同)

 自慢の写真をコンテストに出したり、家族や友人と共有したり、写真は社会との接点、コミュニケーションツールにもなるのだ。

「小さいお孫さんやペットは、グッとカメラを下げて同じ目線で撮ると、表情豊かにかわいく撮れます。少々足腰がキツいかもしれませんが、これも普段の目線では見られない写真ならではの楽しみ」

 板見さんが理事を務めるフォトカルチャー倶楽部にも多くのシニア会員が在籍し、写真教室やコンテストが行われているという。

「進化が著しいカメラ製品の情報交換や、撮影技術を先生がたに質問するなど高齢のかたがたはとても熱心。老化防止にもひと役買っているのではないでしょうか」

あわせて読みたい

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン