医師がすすめる市販されている薬
市販薬を試さず、すぐに受診すべきケースもある。形成外科医の北条元治さんはいう。
「胸の痛みや動悸・息切れなど、循環器系の症状が出た場合は、すぐに医師の診察を受けてください。心臓や肺などに異常があれば、命にかかわります」(北條さん)
また、内科医の秋津壽男さんは市販薬の選び方について、こんな注意をする。
「インターネットなどで海外の薬を買うのは危険です。海外の薬の場合、日本人とは体格が違うため、成分の容量が大きくずれることがある。また、漢方薬のつもりで買ったのに、強力な西洋薬が一緒に配合されているケースもあります」(秋津さん)
コロナ禍によるストレスや運動不足で体調を崩しやすくなっているうえ、インフルエンザの季節の到来も近い。名医たちの意見を参考にして、上手に市販薬を活用しよう。
※女性セブン2020年9月24日・10月1日号