芸能

『愛の不時着』トリビア 登場する音楽団にリアル脱北者も

制作発表会で“指ハート”をつくるヒョンビンと、両手でハートをつくるソン・イェジン(共同通信社)

“第4次韓流ブーム”を巻き起こすほどに、多くの人が夢中になっている韓国ドラマ『愛の不時着』。9月27日には、同作のヒロイン、ユン・セリを演じた女優ソン・イェジン(38才)が初のオンラインファンミーティング『会いに不時着!』を開催し、有料(約2時間で1800円)にもかかわらず4.5万人以上が視聴する、大盛況ぶりだった。

 今なお拡大する『愛の不時着』人気。ストーリーだけでなく、作品に登場するグッズや、設定、裏話、豆知識などを必死に調べるファンも増加しているという。そこで、多くの韓国ドラマファンがアクセスするブログ『One mere Korea』を運営する韓国・ソウル在住のブロガー・Misaさんに、よりドラマのおもしろさが増す「不時着トリビア」を聞いた。

宿敵との身長差

 主人公の将校ジョンヒョク(ヒョンビン)と敵対する上官のチョ・チョルガン。2人が向き合う、息をのむような緊迫したシーンには、こんな工夫があった。

「ヒョンビンはチョルガン役のオ・マンソクよりも10cmも背が高いんです。そのため、向き合うとどうしてもマンソクが見上げる形になる。最終的にはマンソクが台の上に乗り、目線を合わせる形にして撮影したそうです。

 実は、マンソクは役柄とは正反対のひょうきんな人で、台の上に乗った話もバラエティー番組に出演した際に自分で明かしていました」(Misaさん・以下同)

実はベテラン俳優

 第5中隊の最年少兵士クム・ウンドン役のタン・ジュンサン(17才)は、実はベテラン俳優だ。子役として幼少期から舞台で活躍しており、芸歴は10年以上に及ぶ。

 このため、同じく第5中隊で先輩兵士のキム・ジュモクを演じるユ・スビン(27才)から「先輩」と呼ばれていたそうだ。

ジウ姫も吹き出した未公開シーンとは

 そんなスビンが演じるのは、韓国ドラマが大好きすぎて国境警備中に『天国の階段』を見てしまう兵士。

 セリのはからいで憧れの女優であるチェ・ジウ(45才)と昼食をともにするシーンが印象深いが、撮影時には「緊張しすぎて、チェ・ジウのステーキも切り分けてしまう」「ステーキを拳で殴る」など、チェ・ジウがこらえきれずに笑ってしまうシーンがあったという。残念ながらカットされてしまったが、特典映像として公開されることを期待したい。

モンゴルで撮影

 現在は新型コロナの流行で訪れることが難しいが、海外渡航ができるようになれば、ロケ地を訪れたいファンも多いだろう。

「5話でジョンヒョクとセリがパスポート写真の撮影のために列車で平壌に向かうシーンは、モンゴルで撮影されました。そのため乗客役にはモンゴル人エキストラも多数参加したそうです」

音楽家はリアル脱北者

 列車の中でアコーディオンを演奏しながら合唱する音楽団の中には、実際に北朝鮮出身の音楽家も含まれていたとか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン