パレードで行進する兵士たち(写真/EPA=時事)
加工は音声以外にもあったという。
「装甲車のキャタピラーと地面の接地面に不自然な隙間があり、走っていない装甲車を走っているようにCG加工した可能性がある」(同前)
こうした加工は北朝鮮の“お家芸”だという。
「過去の北朝鮮発の映像にも合成とおぼしきものがあり、西側メディアから指摘されてきた。以前は生中継だったパレードを収録放送にしたのも、異例の深夜開催にしたのも、加工をやりやすくするためだと考えられます。非核化交渉を優位に進めるため、米トランプ政権に軍事力を誇示したい北朝鮮は、パレードをより派手に見せる必要があったのでは」(同前)
「強盛大国(北朝鮮が掲げるスローガン)」のハリボテぶりを露呈してしまった。
※週刊ポスト2020年11月6・13日号
装甲車のにも不可解な点が?