見事コスパ最優秀に輝いた大田泰示
逆に最もコスパが良かった優秀選手は、巨人から2017年に日本ハムにトレードされた大田泰示で57.8万円(年俸1億円・173塁打)だった。これに岡本和真64.2万円(巨人)、島内宏明67.6万円(楽天)、サンズ75.9万円(阪神)、オースティン76.3万円(DeNA)、宮崎敏郎80.4万円(DeNA)、坂口智隆82.1万円(ヤクルト)、近藤健介88.2万円(日本ハム)、マーティン92万円(ロッテ)、梅野隆太郎93.5万円(阪神)と続く。これらの選手は契約更改が楽しみに違いない。
浅村栄斗は優秀な成績だが高額年俸だけに……
「今年はコロナの影響でレギュラー・シーズンが120試合しかないという特別なシーズンだったから、コスパが悪くなるのは仕方ない面もある。とはいえ、一部のFA選手のコストパフォーマンスの悪さは目立つ。FA選手も複数年契約の期間が切れたら大幅ダウンや戦力外になる。その流れに拍車がかかるシーズンオフになるのではないか。すでに福留や内川が戦力外になっているが、このランキングで下位の選手にとっては、厳しいシーズンオフになるでしょうね」(広尾氏)
結果を問われるのがプロの世界。1億円の大台を達成している70人は、とにかく打って打って打ちまくるしかない。
出場機会が少ないとコスパは劇的にハネ上がる