「関西弁の壁」は意外に高い。桂文枝、上岡龍太郎、明石家さんま、島田紳助、上沼恵美子……関西弁の「しゃべくり」で、バラエティー番組に長く君臨し、名司会者と謳われたタレントは少なくない。ただニュース番組や情報番組となると話は別だ。
「朝の帯番組で関西弁はNGといわれています。なかでもNHKの情報番組となるとハードルは高い。言葉遣いにも厳しく、細かなルールがある同局では、アナウンサーなど局員以外の出演者にも高いレベルを求めます。ところが来年春、そのNHKの“朝の顔”に、関ジャニ∞の村上信五さん(38才)の名前が挙がっているんですよ」(テレビ局関係者)
その番組とは今年で放送10年を迎えたNHK朝の情報番組『あさイチ』だ。
「朝から更年期や生理など女性が抱えるリアルな問題に切り込んだ『あさイチ』は民放の朝のワイドショーを抑え、視聴率で頭一つでる人気番組になりました。有働由美子アナ(51才)の忌憚なき発言と井ノ原快彦さん(44才)の受けの会話が抜群によかった。ただ、有働アナがNHKを退局するにあたって、井ノ原さんと揃って番組を卒業。2代目探しはかなり難航し、博多華丸・大吉と近江友里恵アナ(32才)が抜擢されたんです」(NHK関係者)
しかし有働・イノッチコンビ時代には最高で20%に迫った視聴率が、最近は1ケタ台半ばまで落ち込むことも。
「一方でコロナ関連に力を入れた『モーニングショー』(テレビ朝日系)や人気グループNiziUを生んだオーディションプロジェクトを独占で取り上げていた『スッキリ』(日本テレビ系)は視聴率がアップしました。最近の『あさイチ』は、そうした民放の後塵を拝する格好になってしまっています」(前出・テレビ局関係者)
そこで白羽の矢が立ったのが、村上というわけだ。
「村上さんはジャニーズ内でも中居正広さん(48才)に次ぐ司会スキルの持ち主とされてきました。現在もバラエティー番組の司会を何本も担当していますが、現場での評価も高い。共演するマツコ・デラックスさん(48才)も手放しの褒めようです。
過去に小島瑠璃子さん(26才)との熱愛が報じられたときも、自身の番組内で『ほんまにこじるりに申し訳ない』とさらっとかわした実力も。純文学からエッセイまで読書も幅広く、飲みに行くときはポケットに文庫をしのばせているほどです。今後、中居さん超えが期待されるタレントでしょう」(別のテレビ局関係者)