梅田の“百貨店戦争”も大再編!
そうしたなか囁かれるのが、「阪急百貨店はタイガースの優勝セールをやるのか」という疑問だ。
統合直前の2006年9月は、阪神が中日と優勝争いの真っ只中だったが、阪神経営陣がわざわざ会見で「阪急百貨店で優勝セールはさせない」と発言した。CS進出セールなどは阪急でも開催されたが、「統合後にタイガースが優勝せぇへんから確かめようがない」(タイガースファンの50代男性)のが実情。ダメ虎の奮起を待つのみ。
百貨店業界はコロナで苦境に立たされる。前出・大内准教授は、「利用シーンや目的に応じて阪急と阪神を使い分けてもらいつつ、お互いの顧客を共有して相互に送客を図るべき」と指摘する。
※週刊ポスト2020年11月20日号