ライフ

現代の必需品マスク デザイン・素材別メリット&デメリット

aa

鼻・頬・あごにフィットしやすい「立体タイプ」のマスク(イラスト/飛鳥幸子)

 いまや外出時の必須アイテムであるマスク。マスクに問題があればウイルス感染を予防することもできない。そこで、マスク選びの達人に、安心・安全なマスクの選び方を教えてもらった。

「感染予防や衛生面でおすすめなのは不織布製です」と話すのは、衛生用品メーカー、ユニ・チャームの渡邊仁志さん。

「不織布製の場合、パッケージに日本衛生材料工業連合会の品質基準を満たす証『全国マスク工業会』のマークがついているものを選べば安心です。また、“99.9%カット”など明記されているものは、PM2.5(2・5マイクロの微粒子)をブロックするという意味。健康被害を及ぼす異物を極力カットできることを表しています」(渡邊さん)

 つけ心地など、各マスクのメリット・デメリットは以下の通り。自分に合った一枚を選んで、快適なマスク生活を送ろう。

【デザイン】
●プリーツタイプ
メリット=自分の顔のサイズに合わせやすい。異物に対するフィルター性能を考慮して設計されている。

デメリット=表裏・上下を理解してつけないとフィルターの効果が充分に発揮されない。

●立体タイプ

メリット=立体構造のため、口元に空間ができやすく、話がしやすい。口紅なども付きにくい。鼻・頬・あごの3点がフィットしやすい。

デメリット=顔にフィットしないと隙間ができやすいため、サイズ選びが重要に。マスクの形状が独特なので好みがわかれる。

【素材】
●不織布
メリット=使い捨てで衛生的。パッケージにウイルス、細菌、花粉などが何%カットできるのか表示されており、機能が理解しやすい。

デメリット=マスクにもよるが、長時間の装着で耳裏が痛くなりやすい。口元に素材が接触しやすく、メイクなどが付くこともある。

●布
メリット=シルク、綿、ポリエステルなど、好みの肌ざわりを選べる。繰り返し使えて経済的。デザインも豊富。

デメリット=ある程度の自分の飛沫は防止できても、隙間や繊維の間から、相手からの飛沫、ウイルス、細菌などが入ってしまう。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2020年12月3日号

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン