「新春成田山初詣」の申し込み書、こちらも政治資金収支報告書には不記載だったイベント
後援会イベントの不記載問題では、これまでに数々の政治資金スキャンダルが起きた。自民党の小渕優子・代議士は後援会ツアーの政治資金虚偽記載問題で経産相を辞任、菅側近の菅原一秀・前経産相と萩生田光一・文科相も後援会バスツアーの不記載を批判され、報告書に記載するようになった。
野党では立憲民主党の近藤昭一氏が地元支援者向けのサマーパーティーや出版記念会を記載していなかった問題で副代表辞任に追い込まれ、報告書を修正した。
これらのイベントの主催者は誰なのか、費用を負担したことはないのか、菅氏は記録を克明に示して説明すべきだろう。
※週刊ポスト2020年12月11日号
菅政権は安倍政治の不透明な部分も継承するのか(2019年の「桜を見る会」の様子、写真/EPA:時事)