選挙に負けたトランプ氏は“過去の人”になったが、見回してみれば、自分は支持されていると思い込んで、派手な振る舞いや言動を繰り返す人はいるはず。迷惑極まりない「私の周りのトランプさん」エピソードを紹介します。
強情さは本家以上! 私はマスクをしない主義
高校時代、一緒のテニス部にいたキャプテンK子と、どうしても会わなきゃならなくなったの。卒業以来だから三十数年ぶり。いや、ビックリしたわよ。お店の前に立っていたK子はマスクなしで、いきなりハグしてきたんだから。バカか!
あわてて、「マスク!」と言って振りほどいたら、急に真顔になって、「あのね、人間は、いい空気を吸う権利があるんだよ。私、マスクしないって決めてるの」ときた。アメリカ留学経験があるK子はトランプにかぶれていたのよね。
それにしても、その強情さは本家以上。トランプとメラニア夫人がコロナに感染しても、大統領の座から滑り落ちても、負けを認めないし、マスクをつけないんだから。つい最近会ったときも、「私は私」と言って、一瞬だけマスクをはずして、ビビりながらハグのマネ。いいから、もうやめなって!
(東京のバイデン派・53才)
マスクカースト社会で、黒マスクは論外らしい
マスクはすっかり生活の一部になったけど、先日、「息子の幼稚園に“マスクカースト”ができつつあるんだよ」って、娘が妙なことを言い出したの。なんでも頂点は手の込んだ手作りマスクで、2番目が有名メーカー製のマスク。最下位が紙マスクなんだって。
「『あの子、紙でしょ? やっぱ、それなりよね』とディスったりするんだけど、バカみたいだと思わない?」