芸能人のSNSは、自身の告知や日常を綴るPRの場として活用されるのが一般的だ。しかし従来とは異なるアプローチでツイッターのフォロワー数を160万人に急増させ、セクシービデオの枠を超えて一般人に認知されているのが深田えいみだ。
昨年のクリスマスに、手ブラ写真とともに「隠してる手外して欲しい?」と投稿すると、ファンから「結構です。ググればすぐ出るので」という反応があった。それにメゲなかった彼女は、たとえば攻撃的な写真とともに「なんでも教えてあげる」と投稿すると、「フェルマーの最終定理を」「本能寺の変の真相は?」「微分積分の解」などの返答の嵐に。深田が投稿する“お題”にファンが答える大喜利として定番化した。
その結果、『ツイッタランドの大喜利お姉さん 深田えいみの秘密』(講談社)と題した自伝が発売されるほどの盛り上がりを見せている。SNSに詳しいウェブマーケターのゆう氏はこう分析する。
「彼女はもとから研究熱心で、売れている女優の作品はすべてチェックし演技の参考にするだけでなく、人気女優の話題のツイートも分析しているそうです。自身のツイッターでは日常の報告や出演作の告知は一切せず、“写真+一言”のキャッチーな投稿スタイルを貫徹し、一般にも認知されるようになりました。自己プロデュース力が極めて高いのです」
深田のスキルはビデオ制作にも活かされ、最近は出演作品のプロデュースも行なっている。深田が最近の活動を説明する。
「『GENEKI』というメーカーでは構成や男優のキャスティングもしています。また、最近はセクシービデオ以外からもお声がけいただき、美容皮膚科『エフクリニック』やアパレルブランド『Eimy Latte(エイミーラテ)』のプロデュースもさせていただいています」