11月28日以降、閉店時間を早める店も(時事通信フォト)
“自粛警察”と化したご近所シニアに困惑するのは都内在住の主婦(55)だ。
「地元の飲食店街を歩きながら22時以降に灯がついていないかを確認するおじいちゃんがいます。営業を続けている店があると鬼の首を取ったように『あそこの店は危ない』と触れ回るんです。近所の家に車が数日なかったことに気づくと『あの家族はGo Toで旅行にいっている』と憶測で噂を広める。困ったものです」
いまや必需品となったマスクの脱着タイミングも許せない人がいる。出版社勤務の女性(43)が言う。
「2割の社員しかいない職場で、お茶を飲もうと一瞬マスクを外したんです。そしたら古参社員が猛ダッシュしてきて『マスクはしましょう』と言ってきた。一瞬のスキを見せただけでいちいち注意されるのは疲れます」
※週刊ポスト2020年12月18日号