ライフ

地盤の強さを点数化 国会議事堂は盤石、新国立や豊洲は不安

新国立競技場(東京都新宿区)の地盤の強さは45点、他の地域は?(時事通信フォト)

新国立競技場(東京都新宿区)の地盤の強さは45点、他の地域は?(時事通信フォト)

 住所を入力するだけで、その場所の地盤の強さを点数化して表示するネット上のサービス「地盤カルテ」が話題だ。

「地盤カルテ」の点数は、【A】地盤改良比率(補強工事の度合い)、【B】浸水リスク、【C】地震による揺れやすさ、【D】土砂災害リスク、【E】液状化リスクの5指標を総合評価して算出。地盤カルテを提供する「地盤ネットホールディングス株式会社」の独自データに加え、全国各自治体のハザードマップや国土地理院が作成したリスク区分などをもとに弾き出しているという。「地盤カルテ」の特徴は、全国各地の地盤スコアをピンポイントで調べられることにある。そこで、多くの人が集まる場所を調べてみた。

 世界一高い電波塔(634m)・東京スカイツリー(東京都墨田区)のスコアは40点。土砂災害のリスクは低いが、それ以外は全て4の高リスクとされる。大阪のシンボルタワー・通天閣(大阪市浪速区)は65点と平均的。浸水、地震の揺れ、液状化のリスクがいずれも3(中)だ。

 来年、東京五輪のメイン会場となる新国立競技場(東京都新宿区)は45点。大規模な地盤改良工事がニュースになったが、巨大な建築物は地盤に負荷をかけるだけに不安を感じさせる数値だ。

 高スコアを残したのは政治家の集う国会議事堂(東京都千代田区)で、千代田区全体のスコア(59.96)を大きく上回る80点だった。

 東京の海の玄関口である「豊洲市場」は40点。湾岸地域の埋立地ゆえ、地震、浸水、液状化と全てのリスクが4と高めだった。「住みたい街ランキング」で毎年トップ10に入る吉祥寺駅周辺(東京都武蔵野市)は90点。

関連キーワード

関連記事

トピックス

12月9日に亡くなった小倉智昭さん
【仕事こそ人生でも最後は妻と…】小倉智昭さん、40年以上連れ添った夫婦の“心地よい距離感” 約1年前から別居も“夫婦のしあわせな日々”が再スタートしていた
女性セブン
去就が注目される甲斐拓也(時事通信フォト)
FA宣言した甲斐拓也に辛口評価 レジェンド・江本孟紀氏が首を傾げた「なんでキャッチャーはみんな同じフォームなのか」
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
小倉智昭さん、新たながんが見つかる度に口にしていた“初期対応”への後悔 「どうして膀胱を全部取るという選択をしなかったのか…」
女性セブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン